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私の耳に起こった“ミステリー“〜なんだか色々なトラブル発生

一月くらい前からだろうか、左耳がちょっとおかしい。朝起きると、飛行機に乗った際の気圧の変化に対応していないような状態になり、聞こえづらい。耳の脇を少し押したりすると、スッと抜ける感じがあり、正常になる。そのうち、普通になるだろうと放置しておいた。

大失態を経て、ちょっと時間に余裕ができたので、やはり医者に診てもらおうと耳鼻科に行った。

ここからは、決して気持ちの良い話ではないので、ご注意を。ただし、私だけに起こる耳のトラブルではないので、ご興味ある方はご一読を。

耳垢は通常サラサラした状態で、これをドライ・イアと言う。日本人の多くはこのタイプである。一方、一部の人、そして西欧人に多いのがちょっと湿った耳垢、ウェット・イアの人。これから書くことは、ウェット・イアの人中心に起こる耳のトラブルである。

さて、症状を説明し、医者が私の左耳を覗く。「なにか大きなものが詰まっていますね」。はぁー、そんなことってあるの? そんなものが外部から侵入すれば分かるのでは?

続いて右耳を見ると、「こちらにも小さいですがありますね」と言い、右耳になにか入れた後、耳用のバキューム・クリーナーのようなもので吸い出す。「取れました」と小さな黒い塊を見せてくれる。私が「こんなことってあるんですか?」と問うと、「ミステリーですねぇ」と答える医者。

左耳は簡単には除去できず、別室で横になり左耳に薬を垂らし、異物を湿らせ柔らかくしてから処置することになった。薬を挿れ15分経過後に、再度トライ。吸い出そうとするのだが、なかなか頑固なようで除去できない。

実はこれミステリーではなく、耳垢が蓄積して地層のようになったものだと医者は説明する。暑い季節になり、汗でふやけて耳を塞ぐようになったと思われる。帰宅後、調べると“耳垢栓塞“と言うらしい。結局、この日は除去をあきらめ、点耳薬を処方される。就寝時に使って翌日またトライしようと言うのだ。

色々やった結果、左耳は処置前よりも聞こえづらくなっており、いち早く取り除いてもらいたい。今度こそは「カポッと」抜けるのだろうと期待し、翌日午前に耳鼻科を訪れた。

そんな簡単ではなかった。細かいことは省略するが、相当な苦労ののち、大方は取り除けたようだが、完全ではない。医師は「これで様子を見ましょう。聞こえにくかったら、また来て下さい」。

正直、異和感が若干残るが仕方がない。「なにか予防法はありますか?」と尋ねると、「耳垢に予防法はありません」ときっぱり。医師によると、ウェット・イアーの人が多い西欧には、“耳洗屋“がいるらしい。

ということで、完治とはいかないが、時間が解決してくれると期待するしかない。その後、調べてみると綿棒による耳垢掃除がよくないと書かれていた。結果的に、耳垢を耳の奥に押し込むことになる可能性があるようだ。

私は比較的頻繁に綿棒を使って耳を掃除していた。これが原因のような気がする。

さまざまなサイトには、“耳垢に掃除は必要ありません“と書かれていた 


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