2023.12.25

苦しい。苦しい。なにが苦しいか。自分がひどく酒を飲んで、自分を喪失したようになることが恐ろしい。昨日からずっとそれで悩んでいる。俺のような人間は、酒をやめるしかないのだろうか。

周りの人は、まあそういうこともあるんじゃないとか、結果的には嫌われてないし、ということも言ってくれるけれども、おれは結果どうなるかというより、自分が全く制御下におけなくなることそのものが怖いのだ。

コミュニケーション取りようがない奴が怖い、意味不明な奴が怖い、とずっと言っているけれども、酒を飲むと俺自身がそんなわけのわからない動物になってしまう。自分が、自分の一番恐れているものになってしまう、そんなこわいことがあるだろうか。

それとは別に、消えてしまいたい、という妄念にずっと取りつかれている。出家とかする人は、もうこの恥ずかしさに耐えられなくなって、それまでの自分を捨てた気になるために、山とかにこもるのだろうと思う。

苦しい。まあ単純に体調悪いのかもだけど、やっぱり自分の罪悪感とか恥ずかしさで、胸が苦しい。ずっと胸がむかむかというか、締められているようなというか。苦しい。消えてしまいたい。自分のすべてを自分で否定してしまったような、そんな思いにとらわれている。それは認知のゆがみということはわかってはいるけど。ひずみだっけ?

酒やめたいな。金もかかるし、太るしさ。

坊主にしたい、みたいなことを考える。結局あれは、自分の罪悪感とかに折り合いをつけるための行いだなと思う。なんかしらされたほうの人からしたら、関係ねえし、ということだと思うし。

消えてしまいたい。拳銃が家にあったら、少なくともこめかみに当てるところまではいっただろう。さらに酒でも飲んでいたら、本当に引き金を引いてしまうかもね。自殺する人というのも、酒を飲んで正常な判断ができなくなった時にしてしまう人がけっこう多いようだ。それはそうだろうと思う。

こんなに深刻に考えることじゃないといわれるかもしれない。なんだろうな。病気にかかってから、なんであの時手を洗わなかったんだろうとか、マスクをしなかったんだろうと感じるときに似ている。いま実際に俺は苦しい。吐き気すらも感じている。

自分をメンタルでいくら罰したところで何かがましになるわけではない。かといって開き直ることもほぼ、できない。人は自分の恥から、自己嫌悪から逃げることはできない。死ぬか、酒を飲んで忘れなおすかしかない。どちらも嫌だ。ならば自分で受け切るしかないのだ。せめて少しでもましな人間になるために。

嫌な夢を見た。ひとつは、いつもの、でもないけれど、テストの途中に別の用事に行って、帰ってきたらテストが終わっている。という夢。もうひとつは、なにやらかくれんぼのイベントのようなもので、俺と彼女だったか妹がマンションの一室で隠れる。探偵役の知らないキャストが俺たちを探すという筋だ。妹?は流し台の下に隠れた。そんなところではすぐに見つかってしまうのではないかって不安になった。なにか、ただのかくれんぼではないような、たとえば銃を持った奴に探されるように落ち着かなさ。
おれは屋上に出て、大きな白い水のタンクの上に隠れた。追っ手はすぐにやってきた。屋上にスッと出てきた二人組が、立ち話をしている。最初から俺がそこに隠れているのは分かっている調子だ。あるタイミングでこっちを見た。おれは視線をかわしたくて、ぐるぐるとタンクを移動する。しまいにはばれて、拳銃をどうも向けられた気がする。探偵役は二人だった。一人はスーツを着ている。もう一人はどういうわけか和装で、美形の若い男だった気がする。和装のほうが、見つかった俺をまっすぐ見ながらなにか言っている。聞き取れはするが意味が全く分からない。ぞっとした。

...うとうとしてたら少し落ち着いてきた。

寒い、ひもじい、眠いで、人はしんどくなるんだろう。『じゃりン子チエ』でも「ひもじい寒いもお死にたい この順番で来ますのや」と言っていたしな。読んだこたないのだが。昼休みはあったかくしてどっかで寝る。

うう。自罰的になればなるだけ、意味があるかというとそんなことはない。気持ちをいったん切り替えたほうがたぶんいい。とにかく一回酒はやめること。恥ずかしさに浸かりきったまま、死にたい消えたいとか言っていてもなんも意味がない。自分がまた同じようなことをしないようにするしかない。本当にでも、くたばってしまいたいと思う。すべてなかったことにしたいと。二葉亭四迷亭。くたばってしめいてえ。

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