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2023.1.20(なんでかわからんけど気になる曲)

この日記も次で十本目だ。とりあえずは三日坊主で終わらずにすんだ。

よいしょとコーヒーを淹れた。べつに好きというほどでもないがなんとなく飲んでるといい感じな気がして時々淹れている。こだわっているわけでもないけどべつだん忙しくもないので、いちおうドリップでやっている。
この間母の家に行ったとき、久々にインスタントコーヒーを飲んだら変な味なのでびっくりした。思わず「いや、おいしくないねえ」と漏らすと、「そう? 昔に比べたらだんぜんおいしいよ」といっていた。まあそうなんだろうねえ、などと合わせる。けっこうな時間だった。

父とはいまだにうまくいかないときはあるが、どうやら家族関係を修復できてきたような気もする。というか、昔から一対一だとそれなりに話せるんだけど、「家族」になったとたん妙な力関係とか、配慮のない言葉とかが出てきて居辛くなる。
まあ、一対一のコミュケーションすらままならない感じの親子も目にするから、全然恵まれている方だろう。

あしたは立川に行ってRed Hot Chili Peppersのコピーバンドの練習だ。いやはや、大学のときは絶対にやらんぞと思っていたバンドのコピーをいまさらやるとはね。でもアニソンとかポストボカロの「ロック」をやらされるよりは百倍ましだ。(仮にやったとて、見ている奴らも全員殺して、そのまま死んでやりたくなると思う)いまのとこ、そこそこ楽しい。というかレッチリの音楽性自体は好きだ。彼らなりのファンキーさと、入念に形作られた感情、叙情性。昨日書いたように、あんまり音が多いのは肌に合わないので、こういう機会でもないと聴きはしないけど。好きは好きだ。

構成しているパートは少ないのに、それぞれが十全に機能していて、最大限にかっこよくなっている、みたいな音楽が好きだ。ライブの映像を見ておっ!と思ったバンドのアルバムを聴いてみたらオーバーダブが多くてがっかり、みたいなことはよくあった。(なんて偉そうなんだ)まあ、いまは一周回って、工夫してるなとかおもしろいなと見るようになったけど。

「このアルバムは聴いておかないと」とか、「今いけてる音楽をチェックしておかないと」みたいなことを昔はよく思った。最近は自分にフィットするものしか結局聴けないということがわかってきて、あんまり無理はしないことにした。でも、あまりにも閉じていくと、それはそれで退屈するので、人のレコメンドとか、目に入って気になったものはなるべく聴くようにしている。ようは劣等感から、権威主義的になることをやめられるようになった、ということだ。

気になったといえば、去年の暮れはこの曲がどういうわけか気になった。たぶんLive At KEXPかなんかのパフォーマンスを観たので、YouTubeがレコメンドしてきたのが最初だと思うけど。自分は、ガレージロックやロックンロールからブルースに来て、そこからファンクやらソウルやらアシッドジャズに裾野を広げてきたというまあ説明しやすい道筋を持っているんだけど、たまにこういう、なんで気になるのかよくわかんない曲が出てきて、それに貼っていいラベルがなくて困惑するということがある。まあ、それに変な拒絶感を持たなくなったわけなんだけど。

Billie Eilishの「Bad Guy」もそういう感じだったし、さらに遡って、The White Stripesの「Seven Nation Army」についてもそうだったような気がする。思えばあの曲に、「なんだ!?」と思って、その後あのバンド、ひいてはいわゆるガレージロック、というものにはまっていくんだけど、もともとあの曲に、その後ガレージロックに求めていくような要素をみいだしていたのかというとそうでもなかったかもしれない。「Elephant」の他の曲や、1stのセルフタイトルアルバムは最初よくわかんなくて、背伸びして聴いているうちに好きになった記憶があるのだ。その過程で、「Seven Nation Army」はむしろ聴かなくなっていったような。

なんとなく風呂敷を広げられそうな気がしてきたけど(一番極端なのは、宇宙から電波を受信した時の曲、とか)ちょっと無理するな、と思ったので、やめておく。まあ、たまに、こういう曲が出てくるのだ。なんか知らんけど気になる曲が。なおAURORAの上記の曲は、Tik Tokでその特徴的なダンスが人気になりヒットしていたらしい。なので特別、謎があるわけではない。大多数の人がはまっている曲に順当にはまっているだけ。でもBad Guyとかもそうだけど、俺の中にはティーンの女の子がいるのかね。気持ち悪いからここの掘り下げはよそう。

意外とブルースの話をしてない。なんか、やろうとしてることが細かいので、あんまり共感を得られなさそうだからか、あんまり書こうと思わない。あと、音楽についての感覚を自分で言語化してどうこうというのを去年まであまりにやろうとしすぎて、若干煮詰まってしまった感があるのだ。停滞しているところを自分でさらに濃くしようとしていたのだから当然ではある。なんとなくまたやりだすと、あの時のvibeが戻ってきそうで、おいそれと手を出せない。まあ、そのうち書きたくなる時が来るだろう。とりあえず、好きな感じのブルースを貼って一回終わりにしよう。ゲットー感。


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