2023.3.16(鬱→寛解)

いや~~~~~

まあ、なんとか生きている。
本日は出社だったのだが、スマホが壊れていてSuicaは使えないし、遅刻することになっても電話連絡ができなくてまずいと思ったので、普段より20分ばかり早く家を出た。自分への期待値が下がりすぎているので、それだけでけっこう驚いている。しんどかったけど起きられたのは夢見が悪かったからかもしれない。
担当課長と面談する夢でがちがちに緊張して起きたと思えば、今度は元彼女が実は旧友と浮気していたという夢。そりゃ、寝直したいとも思わない。なんで夢でこんな思いをしなきゃいけないのか。

父の会社の所有として借りて母と妹が住んでいた、高層階の景色のいいマンションの一室を、会社をたたむので引き払ったらしい。
引っ越し先は同じく横浜のマンションなのだが、古くて薄暗くて、一回行っただけでいやになってしまった。実家を筆頭に、父が選ぶ物件というのはいつも薄暗い。なんかが澱んでいるような感じで、俺としてはもう入ったとたんに、「勘弁してくれーっ」と叫びそうになる。投資先としてコストパフォーマンスのいい物件を選んでいくとそうなるのか、父の生家がいわゆる日本家屋の家だったからか、わからない。俺は実家にいた時に半分くらい鬱に近い状態だったというのもあって、それに似た空気の場所は警戒してしまう。
帰省したり、父や祖母に会ったりすると、自分という人間が五十くらいになってもうだつがあがらず、この薄暗い家で欝々と暮らしている、というイメージに強烈にとらわれる。まるで予言を見せられるように。それが辛いから、実家にはできるだけ帰りたくない。

父は片付けができない人だ。昔は慣れてしまって気にもかけなかったが、寝室には無数の着ないシャツがかかっていて、新書やビジネス書のたぐいが本棚に入りきらず積みあがっている。昔わざわざリフォームしたリビングにも本やら書類やらが埃の中にうずもれている。そういうのも見ているのが辛い。自分に引き継がれているかもと思うのも嫌だし、先に述べた暗い老後みたいなものも想起させる。母の病気にしても遺伝していたらと思うと、自分がなんか頑張るにもタイムリミットがあるように感じられる。

こういうことを書いていると、まじで泣きそうになる。人に話せなくもないが、話したところでどうしようもないことで、コメントに困らせたくないのでいわない。

まあ、もっと貧困な家庭に育って、半端ない閉塞感の中でかろうじて息をしているような人だっているのだろうから、俺のこんなのは甘えでしかないかもしれない。それでも俺が苦しい以上は苦しいのだが。

おなかがすいたし眠い。インフルエンザのときの寝だめの効果がどうやら切れたらしい。昨日だって十二時前には布団に入ったし(眠れるまで一時間はかかるのだが)そこまで夜更かしをしているわけではないのに。まあでも六時間ちょっとしか寝てないのか。もう少し寝つきよくならないかなあ。

同期とこぎれいな店に昼食に来たら、隣のテーブルのツーブロック男が、「明日から韓国だからさwカジノで増やそうと思ってお金下してきたw」などと連れの同僚らしい女性に話していたので思わず見やると、「ローストビーフプレートランチ」の野菜とゆで卵を全部残していた。

早く帰って寝たい。それしかない。

今日は、業後、壊れたスマホを受け取りに行ったら、帰って、家で適当なありものを食べて、ひと風呂浴びたらさっさと布団に入ってしまいたい。それから映画かなんか見てもいいかもしれないし、本を読んでもいいかもしれない。

「バカ」という言葉、基本言わないようにしているのだが、testosteroneの言うことを真に受けた後輩が、仕事で病んでいる彼の同期に「でも鬱なんて筋トレすれば治るから」と言い放ったという話を聞いた時は、思わず「○○君バカだもんね」が出た。
バカという言葉がピースにはまった時の気持よさというのは結構すごくて、ホリエモンとかが言いまくるのもわかる。「アホ」より突き放した響き。とはいえ言いまくっていたら自分がバカになるし、そもそもよくない言葉なんで、できるだけやめるけど。

と、まあ完全に鬱の状態ではあったものの、仕事をしているうちに持ち直してなんとかなった。そのあとしょうもないセッションに行き、ベースの人と飲んでいた。あんまり中身のない会話。でも徐々に何かを取り戻す。

ロックだのファンクだのやってはいたけれども、なんだかんだ自分はブルースしかないのか、ブルースをやらない限り、ファンクなんかもできないのではないか、と、わかるようになってきた気がする。それは諦めにも似ているし、そういう形で「結局ブルースしかないんじゃん」と思えたのは前向きなような気もする。とりあえずいまは明後日のライブがだるくて仕方ない。金払って早起きして、十二時間見たくもないバンド見るって仕事より辛い。でもまあ、それは耐えて、やりたくないことをやらない、ということに徹底する機会だと捉える。それくらいしかない。

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