2023.2.25(数日分の日記)

最長サボり記録。今週はまあいそがしかった。パソコンで書くことにあるていどこだわっていたけれど、電車とかでちょっとスマホで書き始めるくらいでいいのかもしれない。

さきにも書いたが業務用のPCが壊れたので出社せざるを得なくなっていた。木曜日には先輩のホームタウンのバーに行って、そこから泊まりがけで映画を見て、十二時にはバンドのリハがあったので移動、リハが終わったら飲んで、となんだか多忙で、昨日はもうほとんど動けないくらいに疲れてしまった。部屋も布団は敷きっぱなし、服は脱ぎ散らかしっぱなし、洗い物はたまりっぱなしでまあ荒れに荒れた。

さっきやっと洗い物を済ませた。これを書いたらコインランドリーに行かなくては。もろもろ済ませたらまた立川でレッチリバンドのリハである。

先日先輩の行きつけのバーに連れて行ってもらった。行き届いたサービス精神、豊富な酒の知識!最初入った時は、かなり暗いので少しビビったが、気づいたら居心地良く、種々のお酒を楽しみながら歓談させてもらった。なかでもラムというのは植民地時代のお酒だから、宗主国がイギリス、フランス、スペインと違うとそれぞれ味の傾向が違う、ときいたうえで、それぞれ少しずつ味見させてもらったのが印象ぶかい。ものすごく雑に言ってしまうと、イギリスは度数の強いウイスキーを思わせたし、フランスは白ワインみたいな華やかさがあった。スペインのラムは飲み慣れたラムのイメージ通り。(ただし、すごくうまい)アミューズで出してくれたお菓子もすこぶるうまく、お酒と合わせると表情をガラリと変える。いやはや、これがマリアージュってやつか! と感心しきったものだ。

音楽バーにはよく行くが、そういう冠のつかない「バー」に行くことは多くない。あってもちょっと年嵩のバーテンダーがやっている老舗に連れて行ってもらうとかがほとんどだったので、若いひとがやっているちょっと尖った感じのバーに入るのははじめてだった。バーテンダー界隈にも「あそこは尖ってる」「あそこはしょうもない」みたいな評価がお互いあったりするんだろうか。おもしろいねえ。こうやって知らない世界のドアを開けてくれる人がいることには感謝せねばならないよ。

いろいろ話した。先輩がいろいろな引き出しを持っているので舌を巻く。大学時代ぶりにあんなに時代小説の話をした。自分でもこんなところに知識が残っていたのかと驚く。「郷士」(下級武士みたいな意味)なんて言葉、ほんとに久しぶりに遣った。いまの俺の関心範囲からは離れているものの、なるほどこんなにおもしろかったか!と思いだすような気持。久しぶりになんか読もうかな。実家には祖父の家から回収してきた読んでない時代小説がたくさんある。もっとも彼のようにはうまくプレゼンできないが。また機会があれば一緒に飲みたいな。

その翌日はバンドのリハだった。といってもフロントの人が事情?で来れなかったので、いつものセッション+飲みになったけど。こないだ行ったフュージョンセッションですっかり嫌になっていたが、いざ三人で入ると思ったよりはいい感じだったので安心した。課題はおれ含めたくさんあるがこれならなんとかやっていけそうだ。そのあと渋谷のBYGで飲んだ(居酒屋みたいに飲みまくってたらとんでもない額になった)。店員のお姉さんが低い声でいいと言っていたらフロントの人が一杯おごるから一緒に飲もうと持ちかけてくれた。いわく、「おじさんだからなんでも言えちゃうんだよ」確かにおれには言えないと思う。わりとなごやかに三十分くらい談笑したあと戻っていった。連絡先とかは特に聞けなかった。おれはこういうところがある。

おわったあと、友人の家に行ってゴロゴロさせてもらった。まだ家具とかないので殺伐としているがいい家だ。8500円の件についてふたりでぐちる。帰ったら23時半。ちょっと横に、と思ったら5時半くらいまで寝てしまった。風呂に入って寝なおした。


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