2023.5.4(ジャガー)

まだ午前中だから昨日の日記を出してしまってもいいだろう。

きのうの午前中何してたんだっけ。ああ、コインランドリーついでにお参りしたり、パン屋さんで買って帰ってきて食べたりしたのかな。部屋の掃除したりとか。そう思うと一日が長かったなあ。さすがGW。

昼過ぎから旧知の人がうちにきた。彼が持参したフェンダー・ジャガーを直したり、エフェクターの使い方をレクチャーしたりして夕方くらいになった。彼は非常に優秀な言語学の修士なのだけど(ゆえに?)、自分以上に変わっているというか、いわゆる社会みたいなものに自分をアカスタムしていないので、いつも会って二、三時間くらいはなかなかバイブスがわからなかったりもする(多分俺も空回りしたりしている)。でも彼の研究の話とか聴いているうちなんかほぐれて、こんな面白い人もなかなかいないなというくらいになった。もう少し会う機会が多かったらそういう慣らし運転の時間が減っていくのだろうか。家も遠いしねえ。

これくらいの年齢になると皆がそれぞれ成熟して、実績を出し始める、ということなのかもしれないが、つくづく最近、面白い人(って、なんかいやな響きだけど)が知人にいてありがたいなあと思うことが多い。先日ライブに連れ出してくれた先輩にしろ、一昨日家で曲を録っていった同い年のミュージシャン(と呼ぼう)にしろ、上述の彼にしろ。前にTwitterには書いたのだけど、やはり自分はアンテナの感度が高いというわけではないし、アクティブな方でもない。だから自分では接することのない世界を垣間見させてくれるこうした人たちの存在がありがたいし、やっぱり時間を共有することが楽しい。と、書くと、謙虚なようでどこまでも自分本位な言い方だな、とも思えてくるが…。まあ、こういうメリットみたいなことの前に、そもそも彼ら/彼女らのことが好きなので、わざわざこういう回りくどい褒め方をしているわけ。

うーん。ジャガーについて、二時間ほど弾いて、いろいろ考察するところはあったのだけど、ほとんどTwitterで消費してしまった。まとめると、世間で言われているよりずっと太い音から尖った音まで変化のつけられるギターであるということ。フェンダーがこういう意図で設計した、というのがはっきりとわかるということ。この個体については、おそらく90年代あたりのアメリカ製リイシューであろうということ(推測。当時ジャガーが出てないみたいな可能性もないではない)。

ジャガーは音が細い、暴れ馬だ、対応幅が狭い、みたいなのは、常に強いピッキングでかき鳴らすような鈍感な連中の言い草であって、昔の人のように細かくコントロールすればこんなにいろんな音が出るギターもなかなかないと思う。でも、まあ実際ピーキーなのは否めない。カリカリにチューンされたスポーツカーみたいだといえばいいだろうか? まあ、正直俺でもこれでライブをやるというのはややつらい。あと十年弾いていれば、何の気なしに操ることもできるようになるだろうが。


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