2023.5.15(99)

もう5月も半分が終わったのか。そういえばギターマガジン(13日発売)が先日出ていたっけ。ギターマガジン、2,3年前はジャマイカ音楽にフォーカスを当てたり、意欲的にやっていたのに、最近は有名アーティストの特集ばかりだ。かといって、YOASOBIのギタリストの誰々、みたいなのは出てこない。
総じて、俺くらいの世代から上の読者層がなんとなく買うみたいな雑誌になってしまった。なってしまったというか、もともとそうなので、戻ってしまった。
今も一応目は通すけれど、Kindleで無料でなかったら読んでもいないだろう。大学の時は、出るたびに本屋で立ち読みして、気になったときは買って、とずいぶん愛読したものの。

日記もとうとう99本目だ。1月からさぼりつつ書いているけど、そら5月にもなりますわな。次は100本目。どうする?人気投票でもやろうか。なんの?

まわりにちらほら日記を書いているひともいたのだが、最近はだいぶ音沙汰なくなってしまった。彼らの日記はおもしろすぎる。面白い文章を書き続けるというのは大変なことだと思う。まして俺より忙しいわけだし。

エビリファイを、目に見えるとこに置いとかないと飲むのを忘れるので、適当に会社の机に放っているのだが、先日上司が「なにこれ?」と訊いてきたので迷った。別に無神経な人ではないのでなにかしら考えがあってのことだったろうが、ここで「抗うつ剤です」とまで答えてしまうと、心配かけるというか、そういうアピールをしてる人にならないかな。そういう懸念が2秒くらいの間に駆け巡り、結局、「それは………薬です」と、当たり前の返事をしてしまった。

昨日リモートでギターを弾いて、「一週間でかなりよくなってるやん」と評価をもらった。なんでだろうね? 意外と、ギターいじりが功を奏したのかもしれない。倍音が出ているジャガーと、一度それを抑えるように改造してしまったストラトとを弾き比べて、「あ、たしかにジャガーのほうがいいわ」と思ったのもだいぶある気がする。そのうえで音域を取捨選択する耳ができたというか。

こういうのって、聞こえてはいるんだけど、自分の中にラベルができないとなかなか気づくのが難しい。あと、自分の経験から得た「こうやるべきだ」が大きな邪魔になる。きのうは一度それを手放せたのかもしれない。
先日のライブの音源が上がってきた。うーん。やってる間は結構いいかなと思っていたけど、正直ぜんぜん、グルーヴがない。点線のような。運動がない。おれの我の強い(あえてそうせざるをえなかった)ギターソロも微妙だし、なんか、やだなあ、と思ってしまった。もっとも現状でやれることっていうのはそこまでって話で、誰が悪いとかではないのだが。

そういえば金曜は会社の人と飲み会で、半ば自分で言い出したようなところもあったのであれなのだが、ほとほと疲れた。ああいう場でピエロになってしまうのも俺のやさしさかというとそうでもない。なんだかんだ自分が面白いと思っているし、笑いも取れるから、そういうゲームのモードに切り替わってしまうのだ。友達ならともかく会社の人とまっすぐコミュニケーションをとったところでどうなるだろうという思いすらもある。それは俺の傲岸なところだろう。

この歳になって、ということなのかどうか、大学のサークルにいた道化の先輩なんかの気持ちもわかるようになってきた。気づかいみたいな、利他的な感情と、面白いといわれたいみたいな利己的な感情のないまぜ。

でもやはり、普通のコミュニケーションをとればいいところ、そういう笑いの点取りゲームみたいにしてしまうのは病気だよな。おれの中には男子校であまり報われなかった高校生の俺がいて、クラスメイトみたいに笑いを取れと言ってくるんだろうか?

あー。早く帰りたいなあ。昨日手ごたえがあっただけに、ギターの練習を早くやりたい。とりかかる曲も決まったし。

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