Threads/X抜書き2024.5.2

「レコードは再生機器が重要で、チープな機材で聴くくらいならCDの方が全然いい、昨今のアナログブームは…」みたいな逆張り的意見たまに目にするけど、実際そいつらも、あるいはアナログ礼賛的な人たちもどれほど聴こえる耳なのかわからん以上なにも信じることはできない。

友人が持ってきてくれたレコードに関していえばたしかに音は良かったし、まさしくアナログっぽい音だったけれども、それが単にその時代の演奏と録音であれば関係ないのか、やはりアナログレコードであるせいなのかは同じアルバムをCDと聴き比べてないからわからない。

でも平均的にアナログで聴いた方がいいなと思うことは多いけどね。まさにチープな再生機材で聴いてるけど。

日本のオーディオマニアもピンキリだと思うが本当にディープな人はイヤホンのレビューサイトとかにいないと思う。なんかもっともらしいこと書いてるなと思ったら「聴くのは主にゲーム音楽、アニソン」みたいなこと書いててずっこけることがある。

友達の子のお母さんが藤井風にどハマりして、しばらくストーリーとかにお母さんの面白いLINEとかも上げたりして楽しそうだったんだけど、藤井風のサイババ信仰の話が出て1ヶ月たったかたたないかくらいでパタッ…となくなった。お母さんがファンをやめたからなのか、娘は気づいててヤバいけどお母さんは抜け出せないという状況で上げてないのかはわからないが…。

藤井風ファンの独特な温度と使う言葉ってそれだけでちょっと宗教感あったもんな。まあそれってジャニーズファンとかもそうなのかもしれんけど。推しのこわさ。
と書いて思ったが、俺が「推し活に救いを求めるというのもわからなくもない、それくらいでないと生きていけない人もいる」と考える時、ほぼそれを「宗教」という言葉に置き換えても違和感がない。

なんでも若者のいうことを取り入れた方がいいというのは正しい面もあるだろうけどいちイデオロギーでしかないというか、それもそれで思考停止なのではと思わなくもない。しかし政界とかがジジイに牛耳られているのを見ているとそう言いたくなるのはよくわかるけど。

「多分そいつ、今頃パフェとか食ってるよ」ってそんなにキャッチーか?

朝起きてあー今日はなんか行ける気がする!めっちゃ寝たし!!って思ったけどいきなり腹壊してタバコ一本吸ったら完全にダウナーになってしまった。

自分を「雑食」と呼ぶ音楽アカウントがそれなりの見識を持っていたことない気がするな

音楽オタクならそれなりに色々ジャンル通ってきてるのはむしろ当たり前なんじゃないのか?

ファミレスで傘さしっぱなしで座ってる人とか見たら怖いだろうな。

大学の頃リスペクトしてた美術ガチ勢が、俺がなんか久々に描いた絵を見て「うまめじゃん」と言ったの、本当にその時の実態をまっすぐ言ってきてるなという感じでなんか印象に残ってる 
俺は絵が下手ではないが上手いというわけではなく、たしかに「うまめ」だった

こないだ友達と一緒にうちに帰ってきたときに「うわ、思ったより暑いな…」って声が出たんだけど、友達が「家あるある 思ったより暑い」って返してきたのあるあるとしては弱すぎて面白かったな

うちの会社が社員に自社株を配るというのをやり始めたのだが、3年後じゃないと換金できないとかなんかそういう縛りが多くて懐疑的だったので申請を放置してたら、総務から何回も申請せえとせっつかれて、とうとう最初の期限から1ヶ月すぎても言われるようになった。まあ会社からしても配った端から社員が売り始めて株価に影響したら困るとか、そうやって金融リテラシーも高めてほしいとかいろいろ建前はあるのかもわからんが、直観として3年後に自分がこの会社にいるともいまいち思えないし(というか思いたくない)、2年半後に転職しようってなった際に「でもあと半年かあ」などと思いたくないので、申請書類が揃わないことを理由に断った。

何がとは言わないが確かに音に集中できて、解像度が上がるというかそういう感覚があったな。でもそもそもできることしかできない。当たり前だけど。

欲しいのでCDラジカセを調べてるのだが、スマホ以前のデバイスの豊かさったら。CDとカセットとラジオが聴けて、コピーもできて、それらを詰め込んだ「機械」 あの大きさも含めてなんだか愛おしい。

ファミマで「ドラえもんに声が似てるおばさん」を広告に起用して流してるの「いいの?」と前々から思ってる。

こないだ66年くらいのリヴィエラ弾いたけど確かになあこれは良いわとはなった。しかしあれやな、倍音がものすごく出るとか、そういう話じゃないのよね。
プレイヤビリティとは別の音としての機能みたいなものがあって(どのくらいレンジが広いかとか、音が伸びるかとか、どういうレスポンスかというもの)、それでは説明つかない部分、まさに「音色」とでもいうべきものがビンテージは違うな。

1951年のエスクワイア弾いた経験から、あのクラスのビンテージになると鳴りが良すぎて、たしかに強く弾くとぐわーっという強烈な音になるからそうしたくなるのはわかるんだけど、そればっかプッシュしようとしても音楽になんねんだよな。

ジャズにしろブルースにしろ、とかく非当事者のインタビュアーは「ジャズとはなんですか?」「ブルースとはなんですか?」って禅問答みたいな質問しがち。

そんなお前、クラシックって何ですか?カントリーって何ですか?って聞かれて答えられますか?って話。

B.B.Kingは白人から金もらって食ってると自分でも思ってるだろうし、サーヴィス精神もあるから「ブルースってのはね、黒人がプランテーションで…」っていう、言ってみれば通り一辺倒の説明をしてあげるけれども、多分本質的には別の答えを持っている。

rapperという語感はかっこいいけどラッパーというとアホみたいだ。

就職して2年目くらいまでは金にも余裕あったしなんかプロの調整なら違うんだろうと思ってギター工房に持ち込んだりしてたけど、結局返ってきたその日に自分好みに戻したりするしで自分でやった方が早いんだよな。

俺が日本のブルースとかジャズとかネオソウルをグルーヴがカス、間違ってる、ダサい、ごっこだ、と断じるのはそれらのジャンルがアメリカ黒人由来のものなのに、その音楽的な本質を見つけようとする努力すらしてないから、と理由をつけることができるが、それは「正解」があるという、(ブラックミュージックをやるもの特有の)ある世界観に基づいたもので、たとえばノイズミュージックに関しては門外漢なので口を出そうとは思わない。

JINMOとか見ると確かに閉じてるなあとは思うしまあ同じようなもんかと思えば灰野敬二は音楽じゃないというのも感覚的にわからんではないが、かといって俺からすると前衛ジャズの人たちもすごく狭い「分かっている」リスナーを相手にやっているように見えて、それはそれでなんか違うんですかといいたくはなる。

Apple Music、たぶん音はいいのだが、やっぱり久しぶりに開いた旧いアルバムが勝手に再編されてて曲がだぶったり違うアルバムになってたりするのはダルすぎる。

結局自分のライブラリというのは自分で所有して管理するしかないのかと思わされる。

センターパートでやけにカールの強い茶髪に丸めのメガネかけて口髭生やしてるやつ、ちょっと文化的な感じ出してるけどほぼWANIMAだろ。

モノネオンとやってる変な日本人の鍵盤にいちゃん、全然あってないと思う 音楽性的に合ってないとか相性の問題ではなく、出来てない。

Barry WhiteやMarvin Gaye、Bobby Caldwellを流したあと、「日本にはセックスの時に流す音楽が一切ないのではないか」という話で駅前の花壇で無茶苦茶盛り上がってしまった。「ルビーの指環じゃね?」「んなわけねえだろ、ていうかそいつらの見たくなさすぎるわ、絶対カラオケでセックスする熟年不倫だろ、歳なりの倫理観がない」「クリープハイプとか流す奴らはいそう、なんかセックスを自傷的にとらえるよね、日本人は」「それこそ神田川ですわ」「邦ロックばっかやってるあいつに聞いてみるか」「GLAYとかじゃない?」「(爆笑)」「ペトロールズ流す世田谷住みのカップルはいそう」「嫌すぎるな〜」

グルーヴできないいまの日本人には音楽的な身体性を獲得しえず、それゆえセックスのBGMは作れない。できるとしたら神田川的な、昭和ロマンポルノ的な「背徳感」という感傷だけである。昭和ロマンポルノ観たことないから喩えとして適切かはわからないが。

知らんけど神社で祭りのたびに乱交していた時代の日本人の音楽には身体的な感情に訴えるものがあっただろうな。今は広告代理店的な空虚な「表現」があるばかり。

「Superfly」の前半三分の一にあるやたらどエロいシーンみたいな、身体しかないあっけらかんとした描写が日本にどれほどあるのか。

俺がパンクとかプログレが好きでないのはそれらが(めちゃくちゃ雑にいえば)観念の音楽だからかもしれない。

日本のネオソウル何とかはみんなカスみたいなことをガタガタ言ってると「お前はなんなん?」みたいな顔をされがち。

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