2023.3.19(不安定日記)

疲れた。昨日は立川でライブ。一時過ぎに寝て、今日は昼の十二時にみなとみらいに行き、母の誕生日の会食。そして直行で、十六時に渋谷でリハ。それから公園で酒を飲んだ。帰ってきたら九時半。まあ休日に予定が詰まっているのは良いことかもしれないがいささか疲れた。火曜日の休みはゆっくりしよう。土日まで忙しくすると病気になるというのが先日のインフルエンザで学んだことだ。

三年くらい向精神薬を飲んでいる。名前はレクサプロ。飲み始めてから気分の激しいムラが減り、いささか生きやすくなった。ここ数日で切らして、三日にいっぺんくらいのペースで飲んでいるが、多少の離脱作用(眼球を動かすと脈が飛ぶように世界が歪む)と、精神面での変化が見られた。

そのせいか、きのう全くちがう人たちの中に飛び込んだせいか。ぼーっとしながら電車に乗っているときなどに、わけもなく腹が立ってくる。なんだかこういう感覚は数年ぶりのような気がする。逆に言えば薬を飲み始める前は、学生時代などは、自分はもっと世界への憎しみに溢れていたのだと唐突に思った。薬によって人格を調伏し、生きやすくしていたのだろうかなどと考える。それがポジティブかネガティブかは考えようだし、ずっとポジティブに捉えてはきた。でも自分は思ったより好戦的な性格だった、と思い出した。

きのうのライブで「みんなコミュ障だから言わないけど結構レッチリよかったって人いたよ」と言われた。それは嬉しいが、自分は二十年以上コミュニケーションが苦手でやってきているので、それ以上に「コミュ障」な人がいるというのが結構驚きだった。え、そうだとしても、それで良いとしてきたのか、と。そりゃ良いんだが。「コミュ障」であることが耐えられない、という自分は少数派なんだな。

まあ思えば、三年前くらいはこの場は無理だ、と思うとほとんど閉じてしまっていたし、話したとしてもかなり無理するので、なんか上手くいかないことが多かった。そうでなくなってきたのは、第一に元同棲相手のご家族の中に混ぜてもらって、いろいろかまってもらったということがある。第二に、ブルース界隈のおじさんたちと接してきたこと。その中で自意識というものの処理の仕方もだんだんわかってきたし、それなりに合わせた話し方というのもできるようになってきた。自信もついてきたのかもしれない。

ここまで書いて、あー…と思った。薬飲んだほうがいい。今俺は攻撃的な気分だが、別に必要がない気がする。明日か明後日か、病院に行こう。断薬するにしても、唐突にやめるとおかしくなるのは明らかだ。

なんだろうな、自分が丸くなるということについて、ずっと百パーセント肯定的に考えてきたけれど、それが今は分からなくなっている。薬を飲んだら少し戻るだろうか。攻撃的な人格は個性だろうか。


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