Threads抜き書き2023.12.14(かなり書き足し)

たまにビートルズの弾き語りユニットみたいなの組んでオープンマイクで適当にやりたくなる。

ただし、俺はオープンマイクに来る人間と絶対に合わないと思う。

個人的にはいくらアニソンが海外で売れたとて「そういう需要(Japanophile的な)」であって、それを認められたと言うのかは疑問なんだよな。

まあ、アメリカではグルーヴィなR&Bやヒップホップこそ認められる、そうであってほしいというのは俺の思い込みというか欧米コンプレックスなのかもしれないな。

アメリカ人はみんな人種差別とかに意識が高いのだろうと思ってた時期もあるし。むしろ…そういうのがあるから、それを言う人がいるというだけなんよな。

ある楽器なり声なり音なりの帯域聴き分けるってたしかにそんな一般的なスキルではないか。

よく師匠に「もともと聴こえてる」って言われるのだが、たぶんそういうことなんだろうな。聴こえてるところに、倍音とか実音とかその帯域とかってラベルがついて聴き分けられるようになった。

まあそもそも、楽器やってなきゃ普通ベースの音も聴こえないくらいだから当たり前だよな。

ひと昔まえ、「この曲ベースが良い」と言うと通ぶれるみたいな言説がちょっと流行ったことあった。会ったこと多分ないけど、その人がジェームス・ジェマーソンと知らずにたまたまモータウンの曲聴いて言ってたら面白いな。「ほんとにわかってんのかい!」。現実にはそんなことはなく、邦ロックのただやたら動いてるだけのベースのことであったろうし、なんなら聴こえてないけど言ってるだけ(まあ、そういうあるあるも含めで流行ったのでしょう)だったりしたのだろう。

はて。ひょっとして、邦ロックにたまにある(そして「ベースが良い」とか言われがちである)やたらにゴリっとした音のベース(345とか)って、そういう人たちのために聞こえやすくした結果成立したものではなかろうか?

まあ、クラブとか車とかで低音バンバン出して音楽流すようなところでヒットする音作りと、日本みたいにせいぜいヘッドホンで狭いレンジ感の中で聴くような環境でヒットする音作りってぜんぜんちがうだろうね。くるりの岸田だったか、ゴッチだったかがずっと言ってることだけど。そら、狭いところしか使えなかったらああいう音作りになるんだろう。バンド界隈でやたら耳にする「音抜け」とかもそう。結局狭いところでやろうとするからそんな交通整理をしなくてはならなくなるわけ。その極致がまあ事変とかそういうのになるんでしょう。楽器がそれぞれバラバラの定位で好き勝手なことしまくってて、それが「神々の遊び」だのなんだのともてはやされる。ヘッドホンなんかもやたら分離感とか解像度を強調すりゃいいという感じで高いものが出ている。そんなに分離して聴きたければみんなprotoolsのプロジェクトファイルごと売ればいいのだ。

東京事変はわたしも高校の頃好きだったから、あんまり言うのもアレだけど。

まあ、あの妙に複雑なコード進行とかにしろ、「独自の進化」といえばそうっちゃそうなわけで、音楽に勝ち負けなんてないんだからそれでいいじゃん、みたいな言説もありうると思う。というか90%の人にそう言われそう。なんでアメリカ中心で考えなきゃいけないんだ、とか。まあねえ。それもそうですね…。アメリカの標準に合わせなければ世界では売れないのだからそれが正義なのだ、ともいまとなっては言いたくない。ブルースなんていうアメリカでも絶滅の危機に瀕している音楽を大真面目にやりながら、そんな音楽資本主義みたいなことを述べるのは矛盾というものだ。

まあ、俺が素直に言えるのは、「内輪でやってんじゃね〜!」くらいだろうね。それも返ってきそうだな。

「政権に文句を言うなら自分で代案を出せ」と言ってた人の心理って本当にどうなってるのか今になって興味深いな…。「裏金作ってんじゃねえ」「差別的な法案通してんじゃねえ」にも代案が必要なのかねえ。「すな」でしかないだろ。

日本では何も考えずに育つと制度やら権力者に追従するようになってるな。教育でそうしてるとしたらたいしたものだ。

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