2023.12.20(食い過ぎ)

コインランドリーに洗濯物突っ込んでまたコロラドでタバコ吸ってる。言わなくても「ブレンド?」と訊かれるようになった。俺も晴れて常連の仲間入りか。気分がいいものだ。

大阪から帰ってきて翌日から出社していて、しかもそれなりに懸命に仕事してたせいか今日は朝から何もできなかった。久しぶりにUber Eatsでモスバーガーを頼んで食べたら気持ち悪くなってしまった。マクドナルドはイスラエル支援と聞いてから一応食べないようにしている。正直パレスチナ情勢についてそんなに詳しく追ってるわけでもないし、そんな自分に対して後ろめたさもある。こんなことしても、とは思いつつ、セットにペプシコーラを選ぶ。あとから気になって調べたけど、コカコーラとはちがってイスラエル支援というわけではないようだ。

関係ないが、ヴィーガンに対しての風当たりは依然として強い。おれは肉も食うけれども、しかしヴィーガンの人の主張を拒絶するわけではない。命ある動物を工場で無感情に屠殺しまくるなんてとんでもないことじゃないか、という主張になんの間違いがあろう。まあ、「ヴィーガンにしてから身体の調子がいいから」とか、色々理由はあるみたいだけど。別に1か0の世界ではないわけで、自分は肉を食うからヴィーガンは敵である、なんて世界観に自分は与せない。たとえ向こうがおれを敵だと思ってるとしても…。まあ、おれはヴィーガンの人に面と向かって批判されたこともないから、こういう悠長なことを言ってられるだけかもしれない。

今日もコロラドは盛況だ。土日より平日の昼下がりくらいの方が混んでいる気さえする。普段何やってるのかよくわからない人ばかりで、そういう環境に自分も受け入れられているようで居心地がいい。

先日とは違うにいちゃんがやはりマスターに競馬の話をしている。この人はどうも早口で俺は好かないタイプだけれど。まあお互いゆっくりしていきましょうや、という気持ちで見守ることにした。

昨日の夜ふと思い立って、Blind Boy Fullerのコピーをはじめた。大学のときはRobert JohnsonとかCharlie Pattonとかの戦前ブルースってのがなかなかわからなくて、この手のラグタイム・ブルースを主に聴いていた。Blind Blakeの難曲、Blind Arthur's Blakedownを途中までコピーしたこともある。合宿先の古民家で弾いてたら、そこの子供に「すげえ…」と言われたのはいい思い出だ。あとで「音楽がうまいお兄ちゃんだ!」って声をかけられたことも。

みんなにわかんなくてもブルースを真面目にやる、と言いつつ、そんなちょっとしたことが嬉しい。だから友達にあれ弾ける?と言われたら(嫌いな曲でないかぎりは)その場で音をとってちょっと弾いてみせたり、公園で子供が歩いてたら鬼滅の刃のテーマを弾いたり(踊り出したのはうれしかったですね)、ブルースセッションを観にきた外国人観光客の前でビリーアイリッシュやビートルズをすこし弾いたりもする。弾けない人の「こいつ何でも弾けるよ!」なんてたわいないお世辞も喜んで受け取る。

そういう小さな喜びと、自分が目立ちたいというエゴは表裏一体だろうか?まあ俺は後者ももともとかなりある方だけど。でもそういう時って、別にうまく弾こうともしてないしな。

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