2024.9.20(剽悍)

 先週風邪ひいてから、調子が悪くはないんだけどなんとなく狂ってる感じで、たとえば日記にしても何を書いていいのかよくわからない。これまでどうやって書いてたんだっけ? 単純に1,2週間書いてなかったのでやり方がわかんなくなってるだけかもしれんけど。

 自分の加害性みたいなことを…考えようとしたが…けっこう向き合うのがしんどいというか、あんまり公開するにたえない話になりそうだから…やめておく。

 まえに「推し」ってなんやねん、みたいなことを長々と文句垂れたのだが、一回それがどうでもよくなってしまって、まあいいやになった。というか、そうやって毒づいた先で自分が「推し」たくなったとき身動きが取れなくなると思ったのかもしれない。実のとこ、おれはインスタであいみょんの写真をいっぱい見てかわい~とか言うてるキモ男なわけで、それやったら「推し」てる人のほうがなんぼかましかもしれない。いやどうだ? わからん。

 ほんとに身も蓋もなくいってしまえばおれはあいみょんを性的消費しているわけだろうし、その自覚はなんとなくある。推し云々が気に食わないのは、お前らもそうとちゃうんかい、「尊い」とか、仰々しい言葉使いやがって、というやっかみに過ぎなかったかもしれない。いやそれもそれで卑下しすぎかな。「推し」産業にはなんとなくよくないものは感じているし。

 話は戻って、なんで「推し」に対してそんな思わなくなったのかなと考えたけど、つい昨日くらいに田島ハルコが「初めて芸人の推しができたんですがホモソにミソジニーで辛いです」って相談に「ゴリゴリに性的消費してすべてを終わらせましょう!(大意)」みたいな回答をしていたのが、どういう機序なのかまったくわからないが影響している気がする。もちろん、だから自分も開き直って性的消費しようと思ったのではない。この回答がカウンター的に成立するのはひとえに「男が女を性的消費するのは当たり前(逆はない)」という歪んだ社会通念があるからだし。
 ただ、なんか自分には意想外な「推し」に対する言及で、それで自分の中に凝り固まった「推し文化」に対するイメージがあんま意味をなさなくなったのかもしれない。意味合いというよりはそこ。

 あ~。ラッキーストライクおいしくないなあ。ウィンストン吸いたい。

 先日商標マッチ25個セットみたいなのを買ってしまった。なんか勢いで注文しちゃったんだけどあまりに多すぎるし、コレクションとして楽しむには一気に買いすぎてありがたみがない。昔親にナルトのトレーディングカードのスターターパックをねだったとき、「こういうのは少しずつ集めていくのが楽しいんだ」といわれそれもそうかと思った記憶。それで引き下がるのも妙に聞き分けのいいガキではあるが。でも憶えてるってことはけっこう影響されているのかもしれない。機材とかを一気に買ってなんとかしようとするみたいなことを自分によしとしてない。でもこまごまとした買い物はやたらするし、食い物も日ごろからダラダラ買ってしまうから経済的に合理なわけでは全くないのだが。

 剽悍、という言葉を語感からちょっと狂気を感じるような顔つきのことだと思っていたのだが、実際は「荒々しくすばしこい」さま、みたいだ。悍ましい、って漢字が入るから、なんかヤバい言葉だと思ってた。でもなんかわかるな。俺は剽悍な顔の人けっこう苦手だと思う。たぶん「鬱病は筋トレで治る」とかいうタイプ。

いったんおとといの日記を貼ります。


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 当分書いてなかった。先週は在宅にしてダラダラやってたし、先週木曜に風邪っぽい体調になってしまって、金曜は休み。月曜は祝日。火曜は健康診断で、どさくさでプレゼンやって帰宅。そんなぐあいだから、はっきりとだれて、というか自分の生活の基準みたいなものがよくわかんなくなっていた。ルーティンというか。そのうえ友達に彼女を紹介されたり、田園調布の金持ちなじいさんに高いギターケースをタダ同然で譲ってもらいに行ったり、そのあと師匠宅で飲んだり犬と戯れたり、健康診断の後に神保町でカレー食ったり、レコード買ったり、で本社でプレゼンをやったりしてたもんだから、やたらにイベントが多くて、まあみんな楽しかったんでよかったんだけど、いまテキストエディタに向き合ってるのがえらく久しぶりなような気がする。部屋も体調の悪さにかこつけて荒れ放題だったしねえ。常に若干熱に浮かされているような、いや、一応平熱ではあったが、そんな感じで、ふりかえると現実感がない。いやはや。

 またもアンプを買ってしまった。フェンダーのブルースジュニア。またも、とは言いつつ、壊れない限りはこれで当分もたせるつもりだし、今あるやつは売っぱらうつもりだから買い替えである。5万と、まあ安くない買い物になってしまったし、だんだん使うもの使わないものがはっきりしてきた折でもあるから。4年は使ってきたRolandのアンプも売る。フラットな音で、ベースをつっこんでも壊れないので重宝していたが、最近ギターの弦に電流が流れている感じがしておっかない。あとは売ってもいいなってレコードを20枚ピックアップした。何枚かダブっていたし、聴いてないのも多かった。とりあえず持っておくといい感じのような気がして買ってしまった、とか。それに春日楽器のアコギ。これはなんというか、自分でやっといてなんだけど、エレキ化はよけいだった。普通にアコギとして使えばよかったと思う。までもそもそも弦高が高くてけっこう弾きづらかった。まあアコギはそのうち良いのに巡り合えればいいし、基本的にメインにはなりえないので手放してしまう。あとは10インチのスピーカーとかも。やっぱり12インチはあったほうがいいからね。

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 田園調布のことは印象的だった。待ち合わせ場所のローソンに行くと、所ジョージくらいの背格好の清潔感のある爺さんが立っていた。非常に腰も低く、良い人という感じだったが、笑った時に見えた歯が真っっっ白で、ぎょっとして笑いそうになってしまった。総インプラントってことかな? そういう金持ちの話っておもしろくて、以前ブルース界隈の庶民派グルメおじさんの「コロナ以降こういう定食が食べられる店も減りました」という投稿にヴィンテージいっぱい持ってる金持ちのおじさんが「最近は大戸屋に行っていますwけっこう美味しいですよ」とコメントしていた時も笑っちゃった。そういうことじゃねえから。金持ちすぎて感覚ずれてるっていうのがわりとおもしろいのだが(だってあんな悪魔みたいな歯おかしいもん)、それを面白いという感覚もそれはそれでおかしいかもしれない。

「バクマン。」って今思うとかなり(倫理的に)どうなんだという作者の持論が垂れ流しになってる漫画だったけど、クラスのアニメ絵しか描けないオタクの周りに女の子が「次私も描いて―」と群がっているという描写が一コマだけあって、改めて考えるとありえなすぎる。そんなことは起きない。

 つくづく大場つぐみってものすごいミソジニストだったな。

 あ~~今日は帰るよッ!

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