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まるで『E.T.』のポスターのような出来事

 ↑先日こういう日記を書きました。

 ここしばらく、わたしはこのnoteを更新出来ずにいたのですが…。

 安心してください。

 Yさんに振られたわけじゃありませんよ!

 しかしガッカリもしてください。

 何の進展もありませんよ!

 わたしはYさんに「ファンです」と言っただけであり、別に告白したわけではないので、進展が無くて当たり前ですよね。

 noteを更新出来ずにいたのは、単に仕事が忙しかったからでした。

 ああ、なんて色気の無いオチでしょう!

 というわけで何も進展はないのですが、強いて言えば、あの「ファンです」発言以降、


 ①今まで以上にYさんが気遣いの言葉をかけてくれるようになった

 ②今まで以上にYさんが目をキラッキラさせながら、笑顔でわたしの目をジッと見てくるようになった

 ③今まで以上にYさんが物理的距離を詰めてくれるようになった

 といった変化がありました。


 まず、について。

 もともとYさんは、このnoteにあれこれ書いてきた通り、「もしかしたらYさんはわたしのお父さんなのでしょうか? わたしよりも歳下なのに?」と聞きたくなるくらい、わたしのことを心配して声をかけてくれる方なのですが。

 …最近は『幼い娘が初めて幼稚園に行く日の朝のお父さん』レベルにわたしを気遣って、過剰なくらいに労いの言葉をかけてくださいます。

 「ザ・心配してますオーラ」が爆発してる!

 大丈夫よお父さん!

 わたし大丈夫だから!!


 次に、について。

 「キラッキラ」と書いたのは、入力ミスではありません。

 「ッ」が絶対に必要なのです。

 なぜなら、きっと誰もが、あの状態のYさんを見たら「〝キラキラ〟どころではない! まさに〝キラッキラ〟だ!」とガッテンしてくださるでしょうから。

 あれはまさしく『クレヨンしんちゃん』に登場する「キラキラ光線」

 ✨✨✨✨✨👀✨✨✨✨✨

 目が!

 目があ!

 やめて!

 そのキラッキラの視線をわたしに向けるのはやめて!

 わたしのライフはもう0よ!!

 もし、Yさんがわたし以外の女性を見る時もあんなキラッキラの目を向けているのだとしたら、犯罪ですよ!!

 銭形のとっつぁんに「奴は大変なものを盗んでいきました」って言われちゃいますよ!!



 そしてについて。

 これが最も顕著な変化です。

 明らかに変わりました。

 まるで、進化前のポケモンから、進化後のポケモンのように。

 そもそも、わたしはたかを括っていたのです。

 もともとYさんはわたしとの距離感がやたらと近い方。

 だからわたしはこう思っていました。

 「これ以上お互いの距離が近くなることは無いだろう。だって、いつも、みんなの目と耳があるYさんの職場で喋っているのだから。今だって、他の人から〝二人は付き合ってるの?〟とたまに聞かれるくらいだし…。今だってギリアウトな距離感なのだから、これ以上近くなりはしないだろう」

 と。

 …ところが。

 最近。

 近いんです。

 Yさんが以前よりも!

 わたしが「わたしにとっては美味しい状況だけど、あんまり親しく喋っていると、変な噂をたてられかねない。わたしは嬉しいけど、Yさんにとっては、みんなに勘違いされたら迷惑だろう。Yさんの評判に響きでもしたら申し訳ない」と思って、わたしは積極的にYさん以外の方に話しかけるようにしたのですが。

 それでもYさんがパッと気づいてスススッと寄ってきて、間に割って入って、わたしに懇切丁寧に色々教えてくれます。

 その時の距離がやたらと近い!!

 もはや、仕事相手との適切な距離感では無い!!

 わたし、血の繋がりのある家族とですら、あんなに近づかないですよ!!

 わたしがYさんに「やいやい、この高身長イケメンめ! あなた近過ぎるんだよ!! その綺麗な顔をわしに近づけるな! わしが赤面したらどうしてくれるんだ! それと、その二郎系ボイスでこれ以上囁くな!! わしゃ声フェチなんだ!」とクレームなのかなんなのかちょっと何言ってるか分からない文句を心の中で言っていた時、

 事件が起こりました!

 わたしはとある書類のとある項目を人差し指で差しながら、Yさんの女性上司と話していたのですが。

 スススッと我々の間に入ってきたYさんが、ご自分の人差し指でパッとその項目を指差して「ここはですね…」とわたしに優しく説明を始めてくださったのです。

 普通なら、わたしの指から離れたところにご自分の指を置きますよね?

 いくら書類の説明をするとは言っても、お互いの指と指の距離を、少なくとも1㎝は開けますよね?

 いや、あの、どう考えても、あの時、

 お互いの指が当たっていたような気がするんですけど…。

 まるで『E.T.』のポスターのように。

 むしろあれより近い!

 何ということでしょう!!

 わたしは飛び上がりそうにビックリしました!!

 こんなの初めて!!

 我々の指の距離はどんなに多めに見積もったとしてもせいぜい2mm程度。

 したがって、わたしかYさんどちらかが少しでも動けばやっぱりお互いの指が接触するし、わたしの気のせいでなければなんだか温かかったよう…な…?

 ということは…。

 わたしは耳まで赤くなりそうなのを必死に抑えつつ、「これは事故なのか? よし、きっと事故だ!」と勝手に断定。

 また、わたしは「Yさんはニコニコしながら書類の説明をしてくれているけれど、きっとYさんも〝しまった! 寸止めするつもりがうっかりこうなってしまった〟と内心焦っているだろう。わたしも気にしない素振りで、ニコニコしていよう」と思ったので、自分の指を引っ込めたりはしませんでした。

 …この一瞬の判断がまたいけませんでした。

 「仕事中にお互いの人差し指をくっつけながら仲良く喋っている独身男女と、それを黙って見守る女性上司」の図が完成してしまったからです。

 何これどういう状況!?

 いや、わたしは嬉しかったですよ?

 Yさんとの物理的距離が過去イチ近くなったし、わたし的にはハッピーなイベントでしたよ?

 恋愛百戦錬磨の方から見れば「なぁんだ、たかが指ごときで」と苦笑いされるかもしれませんが、恋愛レベルがほぼ小学生のわたしにとってはとってもとっても嬉しいイベントでしたよ?

 だって、わたしはYさんと一緒にいると、まるでわたしの方が歳下であるかのような、少女時代に戻ったかのような、そんな気持ちになるのですから。

 しかしこれはYさんの職場で起きた事件。

 Yさんの評判が悪くならないか、わたしはそれだけが心配です…。

 もし後日、誰かから事情聴取されたら、Yさんの名誉のためにも、「我々はいちゃいちゃしていたわけではありません。我々は心の綺麗な人にしか見えない10円玉でこっくりさんをやっていただけです」と主張しようと思います!

 なんて苦しい言い訳だッ!!


 …というわけで、何の進展も無いけれど、少しの変化はありました。

 ①〜③が単なる偶然なのか、先日わたしが勇気を出して一歩踏み出したことによる効果なのかは分かりませんけれど…。

 不思議なことですが、最近わたしはYさんがお仕事を頑張っている姿を見るだけで、元気が出てきます。

 「自分も頑張ろう。これからも仕事で少しでも多くYさんのお役に立てるように努力しよう」と自然にエネルギーが湧いてきます。

 エネルギーって、「貰おう」と考えると限りがある気がするけれど、「あげよう」と考えると無限に湧いてくる気がしませんか?

 とっても不思議。

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