著…戸森しるこ 画…エミ ウェバー『ぼくらは星を見つけた』
読み終えた時、まるではちみつ入りのホットミルクを読んだ時のような、あたたかくて優しい余韻が胸いっぱいに広がる児童文学です。
※注意
以下の文は、結末までは明かしませんが、ネタバレを含みます。
寂しいけれど、優しくされるとどうしたら良いか分からなくなる。
家族に憧れるけれど、家族ってどういうものなのか分からない。
そんな複雑な気持ちを胸に秘めながら、翼と翼を寄せ合うようにして暮らす人たちを描いたストーリー。
建物やステンドグラスの描写もとても素敵なので、洋館好きの方にもおすすめしたい一冊です。
また、わたしはこの本の中で、
という言葉が特に好きです。
人は誰しも結局は一人。
けれど、誰かが必要。
誰かに何かをしてもらうだけではなく、自分が何かをしてあげられる誰かと繋がることで、心は満たされていく。
そう気づかせてくれる言葉だと思います。
〈こういう方におすすめ〉
優しい気持ちになれる児童文学を探している方。
洋館好きの方。
〈読書所要時間の目安〉
1時間くらい。
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