著…田中元子『日本のコスチュームジュエリー史 1950〜2000』
わたしは「コスチュームジュエリーって何?」と興味を惹かれてこの本を手に取りました。
著者によると、コスチュームジュエリーとは、
のことなのだそう。
この本にはカラー写真が幾つも掲載されており、写真を眺めているだけでも楽しいです。
また、その解説文も読み応えがあって、ファッションの歴史をじっくり堪能出来ます。
鼈甲や銀の簪。
金箔を貼った帯留。
蒔絵を施した櫛。
人々が和装から洋装へと移り変わるにつれて、指先や首元を彩る装身具も、指輪、ネックレス、ブレスレット、ブローチ等に変化。
人々の装いから、その時々で何が流行っていたのかが伝わってきます。
わたしが特に面白いと思ったのはバブル期。
ド派手な羽つきの扇を翻してみんなが浮かれ騒ぐお祭り気分を、わたしも体験してみたかったです。
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