ぶん…アン・グットマン え…ゲオルグ・ハレンスレーベン やく…石津ちひろ『リサとガスパール ルーブルびじゅつかんへいく』
リサとガスパールは学校の授業でルーブル美術館に行きました。
いいなあ!
なんて素敵な授業…。
この絵本を読むと、自分もリサとガスパールと一緒にルーブル美術館を歩きながら、芸術を目の前にして素直な感想を語り合っているような気分を味わえます。
※注意
以下の文は、結末までは明かしませんが、ネタバレを含みます。
裸の彫刻たちを見たガスパールが、
と言ったのが、とてもユーモラスで可愛いです。
わたしはつい、微笑ましくてクスッと笑ってしまったのですが、言われてみれば確かにそうですよね。
腕や鼻のない彫刻もありますから。
もしかしたら、ガスパールは「壊れているのに、なんで直さないの?」と疑問を抱いたのかもしれませんね。
さて、リサとガスパールは「サモトラケのニケ」のある階段に向かうのですが…、二人があの彫像を見てどう思ったかは書かれていません。
きっとそこは読者の想像に任せるということなのでしょう。
頭も無ければ腕も無い。
けれど、凛とした佇まいで、見る者の心をとらえて離さない。
神秘的な美しさ…。
わたしはまだ実際にこの目で見たことはないけれど、大好きな彫像です。
二人はあの彫像を見て、どんなことを思ったのでしょうか?
〈こういう方におすすめ〉
ルーブル美術館に行ったかのような気分を味わいたい方。
〈読書所要時間の目安〉
10分くらい。
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