著…俵森朋子『犬ごはんの教科書 スープストックで手軽に続けられる体によい食事』
わたしは友人宅(とびきりラブリーな4歳の柴犬を飼っています)の本棚でこの本と出会い、「今時のワンちゃんはこういうものを食べているのか!」と衝撃を受けました。
今わたしはペットを一匹たりとも飼っていないのに、思わずこの本を借りて帰って熟読しました。
ページを捲れば捲るほどに、全部美味しそう!
細切りにした昆布を使ったスープや、お魚・お肉・野菜・炭水化物をバランスよくとったスープが目を惹きます。
とてもヘルシー。
犬の目がどこまではっきり見えているのか分かりませんが、見た目も綺麗です。
この本に載っているのは全て犬用のお料理なのに、やっぱり人間も食欲をそそられてしまいます…。
豚ヒレ肉、馬肉、ラム肉、鹿肉、サンマ、マッシュルーム、などなど、多様な食材がふんだんに使われているので、もしかしたら犬の方が人間より贅沢なものを食べているのかも?
少なくともわたしより良いものを食べています。
犬用のおせち料理も載っていて、その美しさにうっとり…。
愛情を込めて手間暇かけたお料理で愛犬と共に暮らすのって、とても素敵ですよね。
さて、この本には、犬には良くない食材とその理由も載っていて分かりやすいです。
上記はごく一部ですが、大事なことなので引用しました。
また、甲状腺疾患がある場合、キャベツ、ブロッコリー、カブ、大根、カリフラワーといった野菜はヨウ素の吸収を阻害してしまうのでNGなのと、乳製品は控えめにしなければならないそう。
良かれと思って愛犬に与えた食べ物が、実は健康を害するものだった…なんて悲しいことにならないためにも、食の知識をしっかりつけたいですね。
犬も大切な家族。
健康に長生きして欲しいです。
〈こういう方におすすめ〉
愛犬の食事を手作りしたい方。
〈読書所要時間の目安〉
1時間くらい。