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著…俵森朋子『犬ごはんの教科書 スープストックで手軽に続けられる体によい食事』

 わたしは友人宅(とびきりラブリーな4歳の柴犬を飼っています)の本棚でこの本と出会い、「今時のワンちゃんはこういうものを食べているのか!」と衝撃を受けました。

 今わたしはペットを一匹たりとも飼っていないのに、思わずこの本を借りて帰って熟読しました。

 ページを捲れば捲るほどに、全部美味しそう!


 細切りにした昆布を使ったスープや、お魚・お肉・野菜・炭水化物をバランスよくとったスープが目を惹きます。

 とてもヘルシー。

 犬の目がどこまではっきり見えているのか分かりませんが、見た目も綺麗です。

 この本に載っているのは全て犬用のお料理なのに、やっぱり人間も食欲をそそられてしまいます…。

 豚ヒレ肉、馬肉、ラム肉、鹿肉、サンマ、マッシュルーム、などなど、多様な食材がふんだんに使われているので、もしかしたら犬の方が人間より贅沢なものを食べているのかも?

 少なくともわたしより良いものを食べています。

 犬用のおせち料理も載っていて、その美しさにうっとり…。

 愛情を込めて手間暇かけたお料理で愛犬と共に暮らすのって、とても素敵ですよね。

 さて、この本には、犬には良くない食材とその理由も載っていて分かりやすいです。

 ・玉ねぎ、ネギ、ニラ
  (貧血を起こす)

 ・香辛料
  (胃腸を刺激して下痢になる)

 ・カニ、エビ
  (ビタミンB1欠乏症になる)

 ・コーヒーやお茶
  (カフェイン中毒になって窒息する危険性がある)

 ・加熱した鳥の骨
  (固くなる上、鋭く縦に裂けるので、食道等に刺さる危険性あり)

 ・ぶどう、干しぶどう、プルーン
  (中毒症状や急性腎不全を起こす)

(著…俵森朋子『スープストックで手軽に続けられる体によい食事 犬ごはんの教科書』
P26〜27から引用)


 上記はごく一部ですが、大事なことなので引用しました。

 また、甲状腺疾患がある場合、キャベツ、ブロッコリー、カブ、大根、カリフラワーといった野菜はヨウ素の吸収を阻害してしまうのでNGなのと、乳製品は控えめにしなければならないそう。

 良かれと思って愛犬に与えた食べ物が、実は健康を害するものだった…なんて悲しいことにならないためにも、食の知識をしっかりつけたいですね。

 犬も大切な家族。

 健康に長生きして欲しいです。



 〈こういう方におすすめ〉
 愛犬の食事を手作りしたい方。

 〈読書所要時間の目安〉
 1時間くらい。

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