「家庭教育」についてシェアしようと思ったきっかけ

親が気にかける、子どもの将来のこと

自分の子どもというのは特別な存在です。

「子どもには、のびのび・いきいき・幸せに育ってほしい!」
「どうやって育てたものか?」
「子育てでは失敗はしたくないなー」
「うまく育てられるだろうか」

 親の心には、いろいろな思いが去来します。親自身の存在が与える影響がとりわけ大きい。子どもに対する親の責任の重さというものを考えたら、目がくらんでしまいます。このかわいい子どもに、自分は何ができるだろう?「自分の親や祖父母から受け継いだものを与えたい」と思う人もいれば、「自分がしてもらえなかったことをしてあげたい」と思う人もいる。

現実は忙しい

 実際のところ、育児以外にも仕事や家事、人によっては介護や地域活動など多くの活動を抱えていて、考える余裕がなかったり。毎日せっせとご飯をあげ、おむつをかえて、お風呂にいれ、生活の面倒をみるので精一杯だったりする。かわいい笑顔や寝顔に、いやされるのも束の間、気がつけば生意気な口を聞く思春期に突入。どうしてこうなった、と絶望するも、10年以上先に会えるかもしれない孫の顔を想像しながら、耐える日々。

試行錯誤の毎日

正直にいって、どこのご家庭も子育てに試行錯誤されているのではないでしょうか。「うちだけなんでこんなに大変なの!?」と感じる瞬間は確かにあります。実際はどこの家庭でも似たようなことで悩んでいたりします。

家庭教育についてシェアしようと思ったきっかけ

学校に行かずに家で教え育てる「ホームスクーリング」「ホームエデュケーション」。そんなアンノーマルなスタイル(アブノーマルじゃないですよ)を取ってきた私たちは、ジャングルを切り拓くがごとく進んできたようなものです。常に試行錯誤しつつ、どこかで開き直りつつ、やってきています。でもそれはうちだけの話ではない。家庭教育は、子どものいる家庭の数だけ存在します。「うちはうち、よそはよそ」という不朽の名言を理解しながらも、やはりよそのご家庭の方法も多少知りたい。それに、せっかく多くのエネルギーをかけて知恵をしぼって育てているのに、互いにその内容を知ることが少ないのは大変な社会的損失でもあると思うわけです。

ただし、気になるといっても競争する感覚ではなくてですね、単純に「どうしているんだろう?」という疑問です。ずっとぼんやりと頭の片隅にひっかかっていたことです。聞いたところで実践できるかわからない。でも興味はあるといったところです。

我が家も、感謝なことに一番上の子が16歳になりました。中1・小5になる下の子どもたち含めて、そこそこちゃんと育ってくれたなーと感慨を深めております。親も子どももぜんぜん完全ではないし、子育てが完了したわけでもないけれど、この家庭教育の現状を共有したら、誰かしら・何かしらの役に立つんじゃない?と思ったわけです。
(情報を出すことで、情報が入ってくるということで、自分自身の考えの整理のためにも…という下心も、さわやかに告白しておきます^^)

子育てを投げ出したい

子育てを投げ出したいこと、ありませんか?もしNOという人がいるのであれば、よほど素晴らしい教育をされているか、子どもをそもそも見ていないか…(失礼)。

- 乳幼児であれば、泣き止まない。
- 小学校でいえば、言うことを聞かない。
- 思春期になれば、あまりに生意気で話をする気すら失せる。
- 自分の思ったような、言うことの聞く子に育ってくれない。
- 何かしら障害があって、かわいいんだけれど大変。
- 子どもはかわいいが配偶者が無関心。義理の親の介入がうざったい。

心が折れそうになる/折れてしまったこと、子育て期間が長いほどあるのではないのでしょうか。

あきらめの罠、を避けるには

私の場合は、夜泣きと、布おむつ洗いと、思春期の全てにおいて反抗的な態度をとる時でした。みんな親はがんばっている。互いにがんばっている親同士の存在を認識するだけで、ちょっと気持ちが軽くなるのはわたしだけでしょうか。

まとめ

核家族化して、自分自身もよくわからない家庭教育をみんな個別にがんばっている。競争って考えちゃうと大変。でも、せっかくエネルギーかけて創意工夫していること、同じ考え・やり方でなくても、広い意味で同じテーマを抱える仲間にとしてシェアしあえたらいいのでは?その一つのサンプルを提供しては?ということが「家庭教育」についてシェアしようと思ったきっかけです。今後、どのご家庭でも抱える共通テーマから、ホームスクーリングの実際・実態・現場という、ちょっと馴染みのない日常まで、シェアしながら一緒に考えていければいいなと思っています。ご興味ある方は、マガジン登録をお願いします。

自己紹介

女二人、男一人の父・首都圏で働く普通の会社員。2006年から学校ではなく家庭で教育を施すホームスクーリング(家庭教育, Home Schooling, Home Education)を母親である妻と続けている。キリスト教・聖書にもとづく方針で家庭教育を設計・実践してきている。この方針に万全の確信をもって踏み出した…わけもなく、最初は不安を抱きつつ探り探り家庭教育を進めてきている。長女が高校生になり、周囲の評価も鑑みながら、家庭教育の実際について一定の手応えも感じており、同時に子どもを愛する親たちと喜び・苦悩・共感を分かち合いたいと考え、家庭教育の一サンプルとして、その考え方や具体的な事例を提示することにした。


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