空回り婚活記：第10話　3人の彼女がいる男　前編

さて、前回「私自身にも出会いがあったので～」ということを書いてきましたが、私の人生では一番予想外の関係であり、考えることの多い出来事でもありました。

それがこの「３人の彼女がいる男性」です。数年来の友人だったんですが、ある時からこの３人の内の１人にうっかり加わってしまいました。

ここからの数話でその辺の経緯と学びについて書いていきたいと思います。

「婚活宣言」についてきたもの

その前に少し時間をさかのぼって、婚活宣言を始めた頃、飲み会だとか自分主催のイベント、恩師の退職記念パーティー…いろんなところで「結婚を目標にしてまして、今年中には」と語っていました。

私が真顔で言うだけでどっと笑いが起こるので、結構ネタ的に色んなところで言ってました。冗談か本気かわからないラインが、ちょうどいいんだと思います。本当は、そのうち当たり前のこととして言える世の中になったらいいなあとも思いますけどね。

そんな風にいろんなところで言って回ると、当初身近な人達から、「結婚結婚っていすぎたら逆に男からは敬遠されるよ」「俺だったらちょっと重くて気軽に近づけなくなるなあ」というアドバイスをいただきました。あとは「結婚なんていいもんじゃないよ！」という既婚者からの声もいくつかありました。

でもこの頃には、先述のとおり「みんな自分の経験を語ってるだけなんだろうな」と考えるようになっていたので、その程度ではあんまり動じなくなっていました。

人は自分の経験からアドバイスするものですから考えてみれば当然ですよね。

あと今から思うと私が当時いたコミュニティは離婚歴があったり結婚してもうまくいっていなかったりという層が多く、否定的な意見もそういった層から発せられていたように思います。

ただ、そんな中にも数は少ないですが肯定派の「俺はそういうことはっきり最初に言っておいてもらえるほうがありがたいよ」と言う人や「結婚はいいよ！」という人もいて、ありがたかったです。