「自然」に産みたければ、日本では相当がんばらなければならないらしい。
表題のことを、ここ数カ月で実感しています。
大垣のドゥーラさんによる「産前産後ドゥーラさんのお産のお話し会」を主催しました。※ドゥーラの説明は後述
かぞくのがっこうというグループを立上げてからご縁がつながり、ドゥーラという助産師とはまた違った角度で出産をサポートする仕事の存在を知りました。
初めての出産の相談役だったり、産後の食事作りとか、沐浴サポートとか、お母さんを休ませてくれたりとかしてくれるそう。
昔は近所とか、親とかが助けてくれたけど、今は核家族でワンオペ育児は無理があると思うから、頼れるならこういった方を頼るといいと思う。と言うか行政はこういうところにこそ予算を入れて欲しい。
印象に残った話。
今は、産婦人科医が減っているせいで、お産を計画的に進める状況になってきているそう。この日に産んでくださいと指定され、兆しがなくても陣痛を促進する人口オキシトシンという薬を投与されて産まされる状況が進んでいるという。ちょっと…いやかなり嫌かも。この後、別の方から聞いたのが、オキシトシンは自然に出る分には脳にいって、緊張を和らげてくれたりするらしいけど、人口物は脳にはいかないので、ただ痛いだけになるという。
また、安心が、お産を進ませてくれる、と言う話。
信頼できる人が近くにいるだけでお産は進むし、その人がちょっと席を外すだけでお産の進行が止まることがあるという。
その逆の極端な事例(だと思いたい)で聞いたのが、ある産婦人科で、知らない研修医がたくさん並んでるところで産まされたという話。もちろん事前告知なしだと思われる。そんな、大事なところを知らない人大勢に見られながら安心して産める?
人権はどうなってる?
そもそも、あおむけで産むようになったのも病院での出産がはじまってからで、医者が見やすいようにするため。本来うつ伏せとか自由な姿勢で産む方が、リラックスできる。
それから、よく聞くのは必要もなく切る(帝王切開)ことも多いらしい。
ほとんどの現場のお医者さんは、それが、よかれでやってくれているんだろう。本当に必要な場面もあるだろう。
ではこの状況を仕組んだ黒幕は誰?動機は何?と思う。よかれということなのか、ビジネス目的なのか。
理想は院内助産と言う話もきいた。助産師さんと信頼関係を築いて産めるし、いざというときにはお医者さんに対応してもらえる。
産んでみてから現状を知る女性が多いという。
今は、流されていては、身体は無事に産めるかもしれないが、心が置き去りにされるかもしれない。
自分で知っていることで選べるようになる。だからこそ、知ってほしい。男性も関係ないことと思わずに、パートナーと子どもの幸せな形を選べるように、知っていて欲しい。