【人生の迷子になったのでシリーズ】こども時代①
ところで、どうして人は人生の迷子になるのかが、最近ものすごくシンプルに理解できた気がした。それについて書いた記事がこちら
https://note.com/honyaraemi/n/ndc20a1a735e8
要は、いろんな状況や事情の中で、自分に嘘をついて、自分を抑え込んでいった結果、本当の自分がわからなくなる。
なので、逆に自分への嘘に気づき、ほどいていくことで本当の自分が明らかになっていく。
私の物語も、この形に当てはまる。シンプルに。
ここから、自分の子ども時代にどんな風に、無自覚に自分に嘘をついていったのかを書いていきたいと思う。
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保育園で、ご飯を食べるのが遅いこと、昼寝ができないことを毎日否定される
自分を見失うなんて、いったいどんな環境で育ったのかと思われそうですが、私は家族にも環境的にも恵まれていました。勤め人の父、専業主婦の母、兄がいて、10歳の時には真っ白い猫も家族に加わりました。もちろん、全てが完璧だったわけではないと思いますが、私はやっぱり家族には恵まれていたと思います。むしろ完璧な家族って存在するのかな。
どんなひどい環境でも自分を見失わず生きている人はいるし、恵まれた環境でも自分を見失う人はいるように思います。私は、後者の人間でした。
前置きが長くなりました。
私の一番古い記憶は保育園の頃。4歳の時1年間だけ通っていました。私は毎日泣きながら通っていたようです。
覚えているのは、お昼ご飯を食べるのが遅い幼児は、見せしめにゼロ歳児の部屋で食べさせられるんですが、私はほぼ毎日ゼロ歳児の部屋で食べていました。他にも、お昼寝ができなかったら、そのことを保母さんに謝らなければならなくて、ほぼ毎日「お昼寝できなくてごめんなさい」と謝っていました。
当時の気持ちはあまり思い出せませんが、恥ずかしくて悔しかったんじゃないかと思います。大人になった今でも、どうして人より食べるのが遅いことで罰を受けなければならないのか、昼寝が出来なくて謝らなければならないのか、理解できません。
保育士さんも、将来ちゃんとした大人になれるように良かれと思ってやっていたんだろうなとも思います。大人になってから、当時の登園簿のようなものを見たことがあります。毎日保育園に行った日にシールを貼ってもらえるあれです。ある月の保母さんのコメント欄に「お子さんが毎日泣いていて心配です」といった内容がぎっちり書いてありました。
多分何十人もいて忙しい中、心配だからこそたくさん書いてくれたんでしょう。愛情だったのかもしれません。そして、当時は、ご飯が食べるのが遅いなど、周りに合わせられない子を「罰で」「矯正する」のが良いことだと信じられていたのでしょう。というか、当時にしたら別に珍しくもなんともないことだったのではと思いますがどうなんでしょう。
この後親が心配してか、幼稚園に転園させてくれました。そこでのことはあまり覚えていないので、きっと楽しかったんだと思います。
私の自尊心は4歳で見事に打ち砕かれ、私はできないダメな子なんだと強く印象付けらのではないかと思います。
元々が芯の強い子であれば、この程度の経験で折れないんでしょうが、私はそうではなかったようです。
大人になっても保育園でのことを思い出してはふつふつと怒りが沸き起こり、頭の中で保育園に火をつけてスカッとして、その後で、そんなことを考えしまう自分はダメな奴だとまた落ち込む、といった具合に、怒りと落ち込みと罪悪感といった感情を行き来していました。
冷静に話せるようになったのはわりと最近になってからです。
この物語の後半に出てくるNLP心理学のセミナーの中でワークをしたりして、4歳の時に固定化されてしまった「怒り」「悔しさ」といった感情に向き合ってを解き放ち、「自分はダメだ」という思い込みを手放すことで、乗り越えました。
そして、この経験がなければ今の自分はいない、とようやく思えるようになってきてます。
まだまだつづくよ
それでは、ホニャラ~
もし、子どものころの怒りとか、乗り越えたい感情があるなら、対話セラピーやってるのでお気軽にお問い合わせくださいね~
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