見出し画像

居場所を作ったり広める活動を始めて思うこと。

最近居場所のカレンダーを作ったり
いろんな居場所を回ってみて、感じた事を少しまとめてみる。

▽居場所の告知活動


子どもを中心とした多世代向けの居場所をやりたい。
お年寄りを元気にするために子どもなど多世代を集めたい。

と言う人たちがいる中に

「私たちの居場所がないから作りたい」と言っている人たちがいた。どういうこと?と思っていたんだけど、その言葉の意味がやっと分かった。

子どもでも、パパママでもない、年配者でもない人の居場所が(ほとんど)ない


最近、夫が単身赴任に出掛けて、一人で留守番している。
時間できたららあれやろう、これやろうと思ってた作業が一人だとすすまない。気づいたらスマホゲームとかやっちゃう。

誰かがいるところに行きたい。
「そういえば明後日、友達のゆみぷぅの居場所があった」ふと思った。

居場所に行くのが楽しみになっていた。
居場所ではレシート整理がめっちゃはかどったし、いるだけで楽しかった。

あ、私も居場所欲しいわ。



しかし世間を見渡すと、子どもむけの居場所はできつつある。パパママも一緒に行きやすい。年配者向けの居場所もできつつある。

でも、パパママでも年配者でもない人が気軽に行けるところは…確かにあんまりみかけない。子ども食堂とか行ってみたことがあるけど、パパママじゃないとなんとなく居づらい。私いていいのかな、と思ってしまう。・


前までは、イベントとかがあると思ってたんだけど、そういうのじゃないんだよな。何が違うんだろう。

約束なくふらりと立ち寄れる場所

ゆみぷぅの居場所に来ていた、墓参り帰りのおじさんが言った。

「こういう場所って最近少ないんだよね。アポ(アポイント=約束)が必要なところばかりになってきたよね。いつでも気軽に行ける場所がもっと増えたらいいね」

そうなんだよ。アポをとるのって結構めんどうなんだよ。
日付、時間を合わせるやり取りも面倒だし、一度約束したら、当日気が乗らなくてもキャンセルしたら悪いとか考えちゃうし。

ひとりになると鬱々としがちだけど、そうなったらよけいアポはハードルが高い。でも、すでに空いている居場所に行くだけなら、まだ行きやすい。

居場所に欲しい要件って何だろうと考えていたけど、「事前の約束がいらないこと」これだわ。



何ができるかより繋がれること


「好きなことができる」が居場所の要件かと思っていたんだけど、いろいろまわっていくと、「場」によって難しさがあると感じ始めている。

居場所でやりたい好きなことと言うと例えばなにがあるだろう
おしゃべり、ボードゲーム、昼寝、事務仕事、勉強、手仕事、子どもと遊び、料理などなど…

でも、おしゃべりの空間と集中したい事務仕事や勉強の空間は場所がわかれていた方がいいかもしれないし、お昼寝したいならある程度のスペースが必要になる。料理するならキッチンがいる。

そう考えると、全部がそろっている場があれば理想だけど、そうするとかなり限られてくる。

居場所に求めるのは何だろう。

「つながり」

ただ、世代を超えて、心を通わせてしゃべれる機会があればいいのかな。

とすれば「何をするか」はある程度限られていてもいいのかもしれない。
今作っている居場所カレンダーでは、何ができるかが分かりやすく記号とかになっていたら初めてでも行きやすいかもしれないなあと思う。「集中」「おしゃべり」「遊び」「食事」とか。

あとは

子どもの面倒を誰かがみてくたらいいなあとか、

年配の方が何かすることがあればいいのかなあとか、

そこに行けば悩みが相談できて解決するとか、

知恵がつながるといいなあとか、

一人だと面倒な手仕事をみんなでできたらいいなあとか(味噌づくりのような)

とにかくみんなにゆとりと余裕が出来たらいいなあ

いろいろあるけど、全部、「つながり」あってこそだよね。だからそこさえあればあとは、何とかなる気がする。


私が考える、居場所に必要な要件

まとめると現状こんな感じ。

・年齢や、属性などで制限しない(ママ向けとか、年配者向けとか)
・何をしてもいい
・事前の約束がいらない
・できれば誰か知っている人がいるか、歓迎する雰囲気があること(安心できる)

他に思いつくものがある方あったら教えてほしい。

コワーキングスペースと居場所をつなぐ

コワーキングスペースっていうのがあってね、と友人に言ったら「しってる、オフィスが集まっているところだよね」と言われてびっくりした。そうか、そんな感じのイメージなんだ。

本来のコワーキングスペースは、個人事業主とか、一人で仕事をする人たちが集まることで、集中して仕事にとりくんだりふとした交流から新しい何かが生まれることを狙っているんだよ、と伝えた。

コワーキングスペースも、居場所の一種なんじゃないか。
赤ちゃんからお年寄りまで集まれる場所にコワーキングスペースも組み込めたら面白いんじゃないかってずっと考えている。

子どもたちにも刺激になると思う。もしかしたら子どもを誰かに見てもらっている間に仕事をすすめたいパパママ層だっているかもしれない。

今年の目標

できれば徒歩圏内に、毎日どこかしら居場所が開いていていつでも行けるようになる。そこには赤ちゃんからご年配の方々まで集まってのんびり過ごしている。コワーキングスペース的に仕事をする人もいる。手仕事をする人もいる。つながりが生まれている。そんなまちをつくることが目標です。

誰か、私の理想の居場所を絵にしてくれる人いないかしら?
それを見たら一発で「これいい!」ってみんながなって、それに向かっていけるような絵が欲しいなと思っています。

(私が書くと、こうなる…)

余談

まちを歩いていて、ふと気づいたのが「そういえば全然人歩いてない」ということ。昔はもっと人が歩いていた気がするし、大昔なんかは車がないからそこら中人だらけで何もしなくても「つながり」はあったんじゃないかと想像する。

でも今はみんな家から車で出かけちゃうから、人が歩いてない。

そうすると、道端で出会う人ってすごい貴重だなあ。と思う今日この頃。挨拶するのに気後れしているところがあったけど、この貴重な出会いを大切にしたいと思うようになった。

最後はほとんど関係ない話でした。

それではまたね、ホニャラ~

いいなと思ったら応援しよう!