巷の恋愛アドバイス考察7:いったいどのアドバイスが”正しい”の?


様々な方や本がいろんなアドバイスを下さるおかげで、「ターゲット絞った方がいいのかそうじゃないのかどっちやねん」「積極的に婚活した方がいいのか、自然にしてた方がいいのかどっちやねん」という具合に余計悩んで混乱しました。

当時思っていたのは「『この方向に努力すれば結婚できます』と言う答えを誰か教えてほしい。そうしたらその方向に向かって一直線に努力するのに」ということでした。優等生的な考え方ですね。試験みたいに答えがあればいいのにと。

で、結局どのアドバイスを選んだらいいかというと、元も子もない言い方ですが、「人と状況による」だなと思います。

婚活に頑張りすぎて悲壮感漂っている状況の方には、「自然にしてた方がいいと思うよ」というアドバイスができるでしょうし、逆に自然にしてたら白馬の王子様が向こうからやって来ると思ってじーっと待っている人には「もう少し出会いの場に行った方がいいよ」というアドバイスが必要です。

だからどのアドバイスも人と状況によっては適切なんです。でも状況をみずに、単に自分に有効だったアドバイスを伝えるだけの人もいますし、本なんかだと、状況に応じてなんて当然できません。

アドバイスを真に受け「すぎる」のもよくないですよね。私なんか、0か100課のタイプだったから、そのまま受け取って、がんばれって言われたら頑張りすぎたり、するなといわれたら0にしようとしたり……。


アドバイスが高尚すぎる問題

あと、「そのアドバイスは私にはレベルが高すぎる」と思うようなアドバイスも多々ありました。

「二人きりになった時にさりげなく誘ったらいいよ」って言われても、「さりげなく」ってなんやねん!と。好きな人と二人きりになったら頭が真っ白になる(当時)のに、そんな高等なことができるか。

などと思っていました。

というか、アドバイスをくれる人はだいたい恋愛に自信がある=恋愛強者ですから、恋愛弱者には難易度が高すぎるのは当たり前のような気もします。

今回の本では、恋愛弱者向けに書いてみたつもりですが、いかがなもんでしょうか。

アドバイスはただの経験則なことも多い

それともう一つ、多くの結婚アドバイスには、その人自身の結婚観とか経験が出るんだなと、あるとき気づきました。

「一番好きな人となんて結婚できるはずがない!」と言われたときには、私は好きな人と結婚できると信じていたので「そんなはずはない」と思いっきりバトルしましたが、今思うと、彼女自身の経験をそのまま伝えているだけだったなとわかります。

「結婚なんて墓場だよ」という人も「結婚はいいよーあなたもしなさいよ」と言ってくれる人も、自分の結婚生活を語っているだけなんだなと。

そういえば、「結婚なんていいもんじゃない」とか「結婚に夢見たらあかんで」と言うようなアドバイスも多かったんですが、当時の私は、そういうことを言われると内心腹を立ててました。

なぜなら当時の私には「持てる人間が自慢してるだけ」にしか聞こえなかったからです。お金持ちの人間が「お金沢山持っててもいいことないで」って言ってるようにしか聞こえなかったんです。

そうですか、と聞きながら「私は結婚したくても出来ないんだから、いいかどうかすらもわからないんだよ。」って、思ってたんですが、今は、そういう人たちに対してはちょっとかわいそうだなと思います。

私の書いている心も磨く婚活は、結婚後のパートナーシップの改善にも役立っているなと思っています。


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