自己肯定感を高める方法は「こうでなければならない」という枠・思い込みを手放していくこと~対話セラピーの役割2~
自己肯定感とか自信ってなんだろう、ってずっと考えててふっと、タイトルのような言葉が浮かんだ。
自己肯定感が低い人って、例えば「成績は良くないといけない」という思い込みがあるのに実際に成績はよくないとか、「背が高くなければいけない」という思い込みがあるのに背が低いとか、「感情が安定していなければならない」と思うのに、感情がぶれぶれだとか。
まず「○○でなければならない」という思い込みがあって、それができない自分というのに落ち込んでるような気がします。
じゃあ逆パターンで、「成績が良くないといけない」と思っていて「成績がいい」場合は自己肯定感高いのかと言えばそうとも言えない気がして、そういう人は、常に成績が下がることにおびえていたり、もっと成績の良い人に対して嫉妬したり。
そもそもそういうところで他人の評価を求めている時点ですでに自己肯定感が低いんじゃないかと。
じゃあ、自己肯定感が高い人はどんな人だろうと思ったら、もう問答無用で自分を認めている。成績がよかろうが悪かろうが、背が高かろうが低かろうが、感情的だろうがそうでなかろうが、自分はすごいんだ。そのままでいいんだ、という確信。
ここから導き出されるのは、
「これが正しい」「あれが間違っている」と、世間の常識といった枠組みを上から教え込むスタイルの学校制度は確実に子どもたちの自尊心や自己肯定感や自信と言ったものを削っているということ。
もちろんそれでも削られない強い子どもたちもいるけど、そうでない子どもたちもたくさんいる。
そう考えると、自己肯定感が低い大人が世の中に溢れているのもなんだかうなずけます。
また、ということは「○○でなければならない」という無意識のうちに持っている思い込みに気づき外していき、自分を受け入れることで、自己肯定感がどんどん爆上がりしていくということ。対話セラピーの得意分野でもあります。