パートナー探しは、理想にこだわりすぎないことが大事
以前「理想を描いた方がいい」ということを書いたんですが、その一方で、恋愛にブランクある人、または男性とほとんどデートなどしたことない人は、最初は勘をつかむ意味でも理想にこだわらず、少しでもいいなと思うところがあったり、誘われたりすればどんどん会っていく方がいいと思います。
その理由は3つあります。1つはそうやって男性に慣れていくこと。男性と何人もあっていく中で自信を取り戻して、その自信から男性をより引き付けやすくなる気がします。それに、いろんな男性と会うことで、自分の描いた理想が本当に必要なのか、また、逆にこういう人の方がいいなど、理想がより具体的に描けるようになっていくからです。後は、「心の中にある男性や結婚に対するブロック」に気づいて解決するうえでも実際に会っていくことに勝る方法はありません。
2つ目は第一印象ではわからない魅力が3回、4回と会ううちに見えてくるかもしれないからです。私も夫の時そうでした。特に見た目がタイプじゃなかったんですが、中身にどんどん惹かれていきました。
3つ目は、なかなか結婚できないタイプの場合、もしかしたら「自分が判断する理想の相手」より、「相手が判断する理想の相手」の方が「当たっている」場合がある気がしています。私の場合もほとんどがそうでした。私が好きになる男性に対して「この人と結婚したら大変だろうな」と頭ではわかっているのに惹かれていく。逆に夫は私のタイプでは全然なくて、でも会っていくうちに惹かれていきました。
夫は、恋愛に限らず「自分の好き」がはっきりわかっていて、子どものころから電車が好きでJRの車掌にまでなったり、旅のある暮らしがしたくてゲストハウスを始めたりと、「好き」に向かって猪突猛進するタイプです。一方私は自分の好きより人にどう思われるかを優先してしまうところがあるので、いまだに「自分の好き」がよくわかっていません。そういう意味では、夫の方が「好きな人」を判断するチカラがあったのかなとも思ったりします。
言いたいことは、もし今まで自分の方が相手を好きになって振られることが多いタイプなら、もしかしたら「アプローチしてくれる男性」の中にこそパートナーがいるかもしれない、ということです。
「理想と違う」という理由で最初からはじきすぎないこと。理想は描くんだけども、8割は合っていたら良しとする、という考え方もいいと思います。理想と違うところもそれはそれで「面白がる」ことでチャンスは広がります。
あとは、それ以上に自分が描ける「理想」の範囲に収まろうとしすぎないことも大事かなと思います。もしかしたら思ってもいなかったところに、それまで想像もつかなかったような「素晴らしい暮らし」があるかもしれません。
自分の中に理想を持っておくこと。それを相手探しの指針にすること。だけどそれにこだわらずにいろんな出会いに対して「オープン」でいること。それが大事なのかなと思います。