システマで「自分がどう在りたいか」にだけ意識を向けることを、身体から学ぶ
昨日システマというロシアの格闘技の道場にいった。2回目だけど今回も興味深かった。
※1回目のレポはこちら
特に、「自分がどう在りたいかだけに集中すること」と「相手からの受け取り方は自分で決めれる」ということ、が今回印象に残った。
相手に腕をひねりあげられた時も、相手の手を「外す」と思って力んでいると、外れない。
でも、「自分の腕を元に戻す」という感覚で、相手ではなく自分の腕にだけ集中すると、不思議とはずれてくれる。
相手に意識を向けると相手の思うつぼで、自分がどう在りたいか(腕が自由でありたい)にただ集中すると、そうあれる。
このとき、どうして外れたのか、自分の頭ではわからない。外れたのに「??」になっている。これは、頭ではなく、身体の声を聴く練習でもある。
人から殴られると普通は「痛い!」とか「こいつ!」と思って、感情で言うと「恐怖」や「怒り」を感じると思う。
でも、「私は何も気づいていません」というスタンスでいることもできるし、「ありがとう」と感謝の気持ちを感じながら受け取ることもできる、という。
この時は、殴る側を経験させてもらったけど(軽くだよ!)、、「ありがとう」で受け取られると、なんだか変な感覚を覚えた。ほかの人がやっているのをはたから見ていたけど、こぶしの入り方が違っていて面白かった。
これまで、殴られたら「ムカつく」「痛い」「怖い」としか受け取れないという思い込みがあったと気づいた。
今までも、心理学のセミナーとかで、「相手が何を言おうとその受け取り方を決めるのは自分」ということは繰り返し聞かされてきた。
だけど、どう受け取るかは、本当に自分で決められるんだな、と身体で実感できた。相手から傷つくようなことを言われても「傷ついた」と思わなくていいんだ。
あとは、筋肉のこわばりを他に移したり外に流せるというのも興味深かった。
私の太ももとふくらはぎは、いつも変な力がはいっているのか常に凝っているんだけど、その凝り、筋肉をつかんだときにおこる痛みを太ももからふくらはぎ、そして足先から外へ流してくれた。流された後は同じところをつかんでも痛みがなくなっていた。
面白くて、帰ってからもじぶんのふくらはぎから外へコリを流しまくったらめちゃくちゃ軽くなった。
筋肉、筋膜、骨を別々に感じたあとに全部をいっぺんに使う練習も面白かった。全部使うと重みが違う。
骨だけの自分だと、硬い感じがする。
筋肉は、感情が豊か
筋膜は、ゆるゆるだけど、芯がない感じ。(まさに骨がない)
そんな特徴があると言われて、実際にやってみてくれたのを見たら、本当に見たまんまだった。
言葉だとなかなか伝わらないと思うので、一度機会があったら見てほしい。
最近新しいことを始めようとしていて、昨日はそのことで恐怖心で心がいっぱいになっていたけど、システマをしたあとは、心が晴れていた。不思議。
それでは、ホニャラ~