
Speechless
ずっと更新していなくて、ここにログインするのすら怖くなり放置していました。更新しなければという、なにか「欲」を持つことに対しての恐怖心は放置されたアカウントをもう一度開くことに似ているのかもしれません。
最近の変化といえば、音楽のサブスクライブをSpotifyからApple Musicに変えました。学生プランが突然打ち切りになったこと、そしてアーティストの還元率が低いこと、そして交渉の決裂により大手事務所を除いた大部分の韓国の音楽が聞けなくなったこと。全てが合わさってApple Musicに移行しました。
そのためもう一度自分が聞きたい音楽を白紙になり登録していくうちに、「女2人で生きています(여자 둘이 살고 있습니다)」の節を思い出しました。この本は友人であるファン・ソンウ(황선우)さんとキム・ハナ(김하나)さんが一緒に暮らすという物語です。その中でお二人の故郷である釜山で「海辺に店を開こう」という夢を話す節が出てきます。(詳細には覚えてないのですが)そこで2人が将来の店で流す曲をtwitterに毎日一曲ずつのせ始めました。それを思い立ちここに「本」と「音楽」、そして「本屋」を連結した書いた文を載せてみることを思い立ちました。
現在、私は韓国の書店、個人経営の本屋「동네책방」、そして大型書店、チェーンの書店を含め約112箇所を廻りました。時々道の途中で一体私は何しているのだと、足元を揺るがす虚無感に襲われます。それを振り切る理由は私はまだ見つけていません。けれど私は書店に関しては欲という原動力を与えてくれ、なにかわからない原動力によってそこに足が向きます。それはただの意地、固執かもしれません。その固執、意地は意地なのか固執なのかを見極めるために今本屋に足を運んでいます。
欲を持ちました。
私が今やっていることが、自分のやっていることがいつか意味のあるものになってほしい。自分を形付けるもの、個性、アイデンティティーとなってほしい。いつか開きたくないアカウントを放置するのではなく、そこと向き合わなければいけない状況になりたいと。