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『本のはなし』2024コミックス振り返り
今日は鏡開きです。お正月もひと区切り。
今更ですが、昨年読んだ漫画の振り返りを。
とはいえ、読んだ漫画は3つだけ。「葬送のフリーレン」と「薬屋のひとりごと」と「ギヴン」
いずれもアマプラでみて、ドはまりして、あっという間に読んでしまいました。見てから読むことの利点は、それぞれの登場人物に最初から声がついている事。声が脳内再生されるので、誠によろしい感じです。
いまさら、フリーレンと薬屋のひとりごとの話はするまでもないので。
「ギヴン」に出合わなければ、BL漫画という一括りがほどけることはなかったかもしれない。書店に行ってもBL漫画売り場に貼られているポスターはかなり傾倒したポスターで偏見を捨てられなかった。
こころは弦に似ていると思う
辛くて苦しくて仕方ない時、
それは胸のあたりに張った糸がちぎれそうになるみたいに痛んで
まるで 弦が限界まで張り詰めて爪弾かれているみたいに
時々、弾け飛んで
もう それは直らないんじゃないかって思ったりする
でも
新しい糸をこうして誰かに張ってもらえたなら
すこしは傷も癒えたりしないか
な、んて
この文章を読んだ時に偏見が吹っ飛んだ。
友情の先に恋愛があって、それが同性だって別にいいんじゃないか、と。
ギヴンに描かれる世界はそれほど珍しい世界ではないんじゃないなぁ、と。
結局ギヴンの話になってしまったけど、新しい世界を見せてくれた本なので、ちょっとひとこと。
今年はどんな世界に出合えるかな。