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【本のはなし】電車読書。

午前中の青空はどこへやら。外は強い風と粉雪交じりです。

昨日、歯科医院の待合室で年配の男性が無心で本を読んでいる。何を読んでいるんだろう?気になるなぁ…と思っていたら、「燃えよ剣」。これは新選組の傑作だ!新選組が好きなのかな、司馬さんがいいのかな、どっちかな。

電車の揺れは、読書に最適なくつろぎを呼び起こす。電車内でひとがなにを読んでいるのか、私は気になってチェックせずにはいられないのだけれど、他人の読む本をチェックしつつ、私もたいてい、電車内で本を読んでいるのだ。

三浦しをん「三四郎はそれから門を出た」

多崎礼さんの「夢の上 シリーズ」を読んでいる。
レーエンデ国物語を読むために最初から読もうと、燈夜祭から読みだして、「夢の上」にはまった。世界観も出てくる人たちもすべてが最高だった。
わたしにとって多崎礼さんのベストはこれだ。電車で読んでいると、続きが読みたくて余計に1つ先の駅まで行きたくなる。
浅田次郎さんの「壬生義士伝」を読んだときは、映画を先に見ていたので本を読みながら、中井貴一さんが動いている。
これは、電車の中で泣いた。泣きそうになった、のではなく本当に泣いて慌てて電車を降りた。
高田大介さんの「図書館の魔女」との出会いは新幹線乗り場の書店だった。出張に行くのに新幹線読書の相棒本を忘れて急遽書店に行った。面白うそうで、できるだけ分厚い本。これだけの条件で選んだのが図書館の魔女。
このきっかけでシリーズを読破した。

本を読むのが好きで、風呂場以外ならどこでも読んでいると思っているが、振り返れば電車読書がほとんどの時間を占めているみたい。
三浦しをんさんには遠く及ばないけれど、電車読書は大好き。


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