元Dオタがいまピューロにドハマりしている話

こんにちは。緊急事態宣言を受けて大手テーマパークが休業状態にある今、テーマパーク大好きな身としてはとても寂しい日々を送っている。安心してテーマパークが楽しめる日が来た時に、多くの方に魅力が伝わればいいなと思い色々とお話していきたい。

テーマパーク人生

私の両親は小さい頃テーマパークに沢山連れて行ってくれた。海外旅行に行った事はないけど月に2回は各地のテーマパークに行っていた。中でもよく行ったのは東京ディズニーランドとサンリオピューロランド!朝起きて突然「行こう!」と強行されるのがとても嬉しくて楽しかった。

中学に入学する頃には家族でピューロランドに行く子供がはなくなったがディズニーランドには年に4回程は行っていた。大学3年の時にランドの単パを購入(2008)、2010~2014年まで共通の年パスで年間50回以上はディズニー通いしていた。

2014年に妊娠、子どもに先天性の疾患が見つかり長期の入院や手術を繰り返す事となった。年パスの更新を中断してテーマパークから離れた生活となった。

心臓病のむすめピューロデビュー

むすめは心臓病だった。手術は残っているものの長期の入院を終え日々をゆっくりと過ごしていた。在宅酸素療法をしており外出はいつも酸素ボンベと一緒だった。

30年弱ずっとテーマパーク通いをしていた私、少し自由な時間が戻ってきてとにかくテーマパークに行きたくなった。ショーやパレードが見たい、かわいいキャラクターに会いたい、非現実的な世界に行きたい。でも現実は酸素ボンベが使える時間も限られており心臓病のむすめと屋外で長時間外出することも難しい。

ピューロランドに行こう!

ピューロなら屋内だし規模も広すぎない、最悪すぐ帰る事になってもワンデーパスも安いからいいや。そう思ってむすめ1歳10ヶ月頃でピューロデビューを果たすのである。

久しぶりのピューロランド、キラキラした世界に涙が出る

むすめはピューロデビュー、私自身もピューロに来たのはかなり久しぶりだった。ピューロランドのいいところは街中に突然非現実的な建物が現れる所である。いきなり現れる大きな虹、一気に夢の世界に連れて行ってくれる瞬間だ。

そしてピューロの大好きなところの1つがエントランスに入りエスカレーターを降りると大きな知恵の樹が見える所だ。屋内なのに空が広がり壁沿いにも家が建っている。照明もあたたかい色で床の色もほっこりする、そこは1つの町のようだ。

数年ぶりに来たのにどれも全て覚えていた。懐かしい場所に帰ってこれて、この2年現実世界で色々な緊張感と共に生きてきた私はこの世界に涙が出た。ピューロで流れる時間は穏やかであたたかい。

酸素ボンベを持ったまま色々回るのも大変なのでこの日の目的はパレードを見ることだった。このパレードとの出会いが私たち親子がピューロランドにドハマりするきっかけとなった。

ミラクルギフトパレードとの出会い

ピューロランドに行ったら見て貰いたいショーパレ1位は間違いなくミラクルギフトパレードである。ミラクルギフトパレード、略してミラギフ。子ども向けでも若い女性向けでもない、全人類が楽しめるパレードだと私は思っている。

ディズニーに通い詰めていた私は所謂「ミキオタ」でショーパレ大好き人間だった。数々のパレードを見てきた私だけど、ミラギフを初めて見たとき衝撃を受けた。知恵の樹の周りをぐるっと回るので通過型のパレードと違って何度もキャラクターやダンサーを見れる一方、固定のポジションもあるので推しをじっくり見ることも出来る。屋内を生かしたアクロバットや照明の演出。パレードというより舞台を見ている感覚だったのだ。

25分の中で繰り広げられるストーリー、30分弱という短い時間の中でもラストは涙が出るほど感動する。ピューロの作るハッピーエンドは悪役をやっつけてめでたしめでたし、ではない。かわいい、おもいやり、なかよく、皆が救われるハッピーエンドなのだ。そしてキティちゃんの純粋さでそれが全くわざとらしくない、心から幸せになれる。子どもに伝えたいことが全てつまっているのがミラギフだった。

キャラクターたちだけでなくダンサーさんも魅力的だ。一人一人の役を演じている姿はダンサーさんであり役者さんである。そしてピューロ公式サイトで各ダンサーさん(ピューロD★E)のプロフィールを公開してくれてるのである。ディズニーではダンサーさんの名前をすぐ知るのは難しかったので、これはダンオタ沼に簡単にハマりやすい…。勿論私も帰ってすぐに気になったダンサーさんの名前を調べた。Dオタではあるがダンオタではなかった私は簡単にピューロD★Eさんにハマったのである。推しが出来ると推しの色々な姿を見たくなるのが人の性。別の役が見たい、別のポジションで見たい、ミラギフを何度も見たくなる要因の1つであることは間違いない。

そしてミラギフはむすめにも大ヒットだった。かわいいキャラクターに衣装、キラキラ光る照明、キャッチーな歌、まだ言葉をはっきり話せないむすめだったがその日から毎日家で「ミラギフごっこ」を始めた。

年パスが安い!!

こうしてすっかりピューロに心を奪われた親子、年に数回ピューロに行くようになりついに2018年に年パス購入!ディズニー時代にも共通するのだが、年パスを持っているとパークへ行くハードルがかなり下がる。我が家は遊びに行くと行ったらピューロ、という週1ピューロ生活となった。楽天スーパーセールで親子年間パスポートを購入したため、当時10000円で年間のレジャー費。年間50回は通っていたので実質タダだ、と私は主張している。ピューロの年パスは他テーマパークに比べてお得感が高い。高いクオリティのショーパレをあの値段で見放題なんて、値段以上どころじゃない価値がある。

Dオタを経験したからこそ感じるピューロの魅力

どちらも違った魅力があるのは大前提だがピューロとディズニーの一番の違い、

ショーパレの待機がとにかく楽!!!!

これに尽きる(笑)ディズニーの頃は夏冬の待機が辛く、暑い中、寒い中何時間も地蔵するのは修行だった。その点ピューロは真夏日も雪が降る日も嵐のときも待機が全く苦ではない。

そしてこれ以外とすごいことだなと思うのが、ピューロのお土産はサンリオのポイントが付くところ!イベントのグッズやら新商品やら、実質タダで楽しませて貰っている分毎回何かしら購入するのだが、これにポイントがつくのはありがたい。

ピューロ年パスデビューその後

当初ミラギフの大ファンとなってピューロにドハマりした私。現在は色々なD★Eさんを覚え、さらには若手俳優たちが出演するメモミュにも大ハマりしている。ピューロに行くだけで舞台が何本も見れてかわいいキャラクター、ダンサーさん、さらにはイケメン俳優まで見れる。現在5歳のむすめとピューロファンという親子で楽しめる趣味が出来たのだ。

ピューロランドに出会って、大人になってからも楽しい、かわいい、好きなものが出来た。辛いことがあってもピューロに行くことで心が浄化されて毎日を頑張れる。

完全屋内型テーマパークである故、再開まではまだ時間がかかるかもしれないけど、また奇跡の森で素晴らしい皆に会える日を心待ちにしている。

休園期間に公開してくれたミラクルギフトパレードの動画、本当に素敵なのでぜひ見ていただきたい。

https://youtu.be/vbtNjMQpqBE

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