『知的戦闘力を高める 独学の技法』を使う
こんにちは、本使いです!
今回使うのは『知的戦闘力を高める 独学の技法』です。
1 読んだら役に立つと思われる人
・自分なりに独学をしている人
・本を読んだけれど身についていないと感じる人
・良い古典の本が知りたい人
2 この本の個人的に良かったところ3点
①量が質になる納得のいく理由を知れたこと
②本をきれいに汚す感覚に触れたこと
③本の使い方がより明確になったこと
哲学の質問の本質を知れたこと
3 読んだきっかけ
この本を読んだきっかけは、
駅の中にある本屋で平積みにされているのを見て、
独学について考えてみようと思って読んでみることにしました。
4 本を使っての変化
この本を読んで大きく3つの変化がありました。
まず、1つ目は、
量が質に変わる納得のいく理由がわかったことです。
量をこなしていけばそのうち質もあがってくるというのは良く聞く話です。
この本の中でジェームス・W・ヤングの本『アイデアのつくり方』から引用して、
①「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」
②「新しい組み合わせを作り出す才能は、事物の関連性を見つけ出す才能に依存する」
という2つの原理を紹介しています。
これを基に考えると、
組み合わせであるなら少なくとも2つを掛け合わせることになります。
組み合わせるものの数が10個しかない場合その中から2つを選んだとすると
10×9÷2=45通り 数学的に書くと10C2(10個の中からランダムに2個選ぶ)
組み合わせるものの数が20個だとしたら
20×19÷2=190通り 数学的に書くと20C2(10個の中からランダムに2個選ぶ)
上記の場合、組み合わせるものの数が倍になると
組み合わせてできるものは4倍以上になっています。
沢山のものから選んだ方がより良いものを選べる可能性が高まり、
結果として質が高まっているのだと量が質に変わる納得の理由に出会うことができました。
2つ目は、本をきれいに汚そうと思ったことです。
今までの本の読み方は、
実物の本でも電子書籍でも付箋をつけたり、ラインを引いたりしていませんでした。
記事を書く時にも、気になったところ簡単にメモアプリに書いて、
それを基にして記事を書いていました。
振り返ってみるとメモから、
本の内容を探す作業をしていたので付箋やラインを
引くように変更して時間の短縮を図ろうと思いました。
また、自分の普段やっていることの中で、
他のやり方があるのではと考える1つの例になったように感じました。
最後の3つ目は、本の使い方がより明確になったことです。
本を使い方の段階として、
①知識を得る→得たものを状況合わせてそのまま出す。
②得た知識から自分なりの仮説を作る→他の分野に仮説を当てはめて考える
③仮説の正しさがある程度証明されたら、それを基にして行動を変えていく
こう考えると①の知識を集めることが主ではなく、
そこから生まれる考え方や行動を主にした方が
自分の考えをより深くなっていくのだと改めて感じました。
全体的な感想としては、
知的戦闘力はいかに差別化できるかなので、
自分の考えや行動に影響を与えないものをいかに減らすか?
というしないことの大切さに触れているのが印象的でした。
5 おわりに
いかがでしたでしょうか?
気になった方は
『知的戦闘力を高める 独学の技法』を使ってみてはいかがでしょうか?