アウトプット大全を読んで
仕事はコミュニケーションができないと大変難しい。
例えば、「わからないことは聞く」という基本があるが、質問をするには、わからないことを言葉にする必要があるし、そのためには、自分の考えてる事が言語にできるよう日頃から言語化する必要がある。
また、「人にお願いをする」も、お願いする理由を明確にして、時間を割いてもらえるように言葉を変換する必要がある。
一人で仕事ができない以上、他人に意思を伝えるコミュニケーションが必要なのは当然で、言葉にする力が重要である事がわかる。
でも自分は言葉にする事が苦手だ。
順序立てて説明ができないのに、細かい表現にこだわってしまう。だから、考えがまとまらないまま話をしたり、それなのに言葉を選んで時間をかけてしまう。そのせいで、友達に「話が長い」と言われたり、同僚にも説明が下手で聞き返されたりする。ずっとそんな状態が続いているので、「自分にはコミュニケーションが向いていない」と思い込んでいた。
でも本当にそうなのか。違う、自分はコミュニケーションが苦手なわけでなく、ただやってこなかったのだと思った。
やってこなかった一番の理由は「意思を表明するのが怖い」ことだ。
自分に自信がなく、「意思を表明するといいことがない」と経験的に思い込んでいる。加えて、考えることが面倒なのもある。自分の欲に正直にならず、人に言われたことを自分で考えたフリをして、できるだけ考えることを避けてきたのだ。流されながら。
そう、やっていなかったのならできないのは当たり前なのである。
そして、やらなければ、上手くなるはずはない。
仕事の撮影を一人で任されることになった。
撮影は長時間に及ぶ。それも、大概は初対面の人と一対一で行われる。
お互いが希望していたものが、一発で収録でできればいいけど、そんなことは滅多になく、すり合わせを行う必要がある。時には、依頼した方に負担をお願いすることもある。
自分は言葉にすることが苦手で、コミュニケーションが苦手だから、撮影ももちろん苦手だ。全然できない。
だから言葉にする経験を増やしていこうと思って、久しぶりにnoteを開いた。
これからは少しずつ、自分でアウトプットすることを増やしていきたい。