「お前のことを一番好きなのは、俺だぞ」 (僕の心のヤバいやつ 6巻)
僕の心のヤバいやつ6巻読みましたか?
恋愛模様もそうだけど、市川が送辞を読むシーンが良かった
市川は自分に自信が持てないから、周りを落とすことで相対的に自信を保っている。小学生の作文コンクールの回想で「愚民どもが」と言っているシーンもそうだろう。
それでも自分が脅かされる時は、「やっぱりそうだ」「どうせこうなることはわかっていた」と、その痛みをなかったものとしてきた。
でも今回6巻で自分を認めてあげることができた。自分を受け入れて、胸をはって山田の隣にいれるために。
とってもいいマンガだと思う。付き合う前のドキドキみたいなラブコメの要素はもちろんだけど、それだけじゃなくて、矢印を自分から他人向け始めつつある、少しずつ変わっていく市川の心の変遷をすごく丁寧に書いていると思う。