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タイダンBOYS vol.1(中島尚樹)at sofa HIROSHIMA(2019.4.21)

ホントに? ホントに? ホントーBOYS!!

ごぶさたしております、IC4 DESIGN率いる世界のカミガキヒロフミと広島本大賞作家になりました清水浩司による、書店応援を使命とする文化系ユニット・ホント-BOYS、気が付けば前回から半年ものブランクが空いてしまいました。

まあ大人の遊びユニットですから、それくらい普通に空くのですよ。でも、ちょっと空きすぎですよね、、、、

ただ、我らホントーBOYS、サボっていたわけではありません! ちゃんと次なる展開に向け計画を練ってたんです! 

そして2019年、幕を開けた新企画がこの「タイダンBOYS」。これ、文字通りホントーBOYSが気になるゲストを迎えて、普段なかなか聞けないホントーのところをタイマンで探り出すというトークショー。広島各地の本屋を行脚しながら年に4回、春夏秋冬に行うことになりました。ね、ちゃんとやることやってるでしょ? 

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その記念すべき第1回目が平成のぎりぎりラスト、4月21日に開催されました。今回の舞台は紙屋町パセーラ3Fに昨年オープンしたばかりのブックカフェ「sofa HIROSHIMA」。セレクトされた書籍にオシャレな雑貨、、、うーん、よさげなものがいっぱいありますね。

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そして第1回目のゲストは中島尚樹さん。さまざまな番組でよくお見掛けする人気タレントさんであり、最近は自ら旗揚げした「劇団マージブル」の座長も務めておられます。

ちなみにBOYSの2人は中島さんと初対面。会ったことないからタイダンしたかったんです! 広島によくいるローカルタレントさんな感じなのか、それとも演劇青年が崩れた感じなのか、、、うーん、探ってみたい!

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さて、本日の秘密兵器は打ち合わせのときsofa控室で見つけた新品のホワイトボード。まったくのノーアイデアだった「タイダンBOYS」ですが、「これ使えばいいんじゃね?」と即断即決。「タイダンを通して即興でボードを完成させていく」というコンセプトが決定しました。ということで当日も1時間前に集合して、さっそくウェルカムボードを作成。なにもかも即興(≒その場の直感)で進んでいくんですよ、ホントーBOYSは。

そうこうしてるうちに、もう本番だ!

入場曲はまたコチラ。もはやBOYSのテーマ曲みたいなもの。

最初は清水とカミさんの2人だけでトーク。清水の広島本大賞受賞の話をマクラに、今回は「賞」について話しました。この時点で相当長くなってましたね~。

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そして中島さんを召喚し、いざタイダン開始! なのですが、さすが中島さん、トークの威力がすごい! いきなり全部持っていきます! プロのしゃべり手さんってただ者じゃないですよ!!

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まず今回は「中島尚樹の人生ハッピーグラフ」と題して、そもそも中島さんってどんな人なのか、ボードに折れ線グラフを描きながら半生をたどっていくというコーナーをスタートします。ホントはこの企画、全体のいちコーナーだったはずなのに、結果的に中島さん盛り上がりすぎてこれだけで全部使い切ることに!

実際、話がめちゃくちゃ面白かったんですね。どんな話が出たんだっけ? いろいろ思い出して書き出してみます。

・可部生まれで小6のときにモテ期到来。面白キャラ全開で全盛期を築く。

・しかしその時間は長くはもたず。中学からはアドベンチャーブック(先の展開を自分で選ぶことで「次は〇ページに飛ぶ」など、どんどん展開が変わっていく本。RPGのはしり。なつかしい~)にハマり、高校受験失敗、パソコンでゲーム作ることに没頭する暗黒期に。しかし高校時代、文芸部&演劇部に入って復活。今に通じる自作自演体制に目覚める。

・大学時代、知人に誘われ漫才コンビ「ファンキー4」結成。広テレ『たわわのTARZAN』でグランドチャンピオンになり、いつのまにやらタレントになっていた。

・その間にもパソコンゲーム作りは継続し、まだ大手が参入してないネットゲーム黎明期には「個人ゲームクリエイター」として大活躍。ケツメイシの携帯キャリアゲームを作ったりして、ウハウハする。でも時代がスマホに移り、ゲーム制作が大人数のチーム制になると一気に没落、、、

・ローカルタレントとして20年近く仕事が途切れたことナシ。しかし人気絶頂のように見える『アグレッシブですけど、何か?』のときは実は相当煮詰まっていて過酷なロケをやりながら部屋ではどよ~ん、、、そんな暗黒期に奥さんの井上恵津子さんに救ってもらったとか。ええ話や~。

・暗黒期から上がってこれたのは「仲間ができた」から。これまではゲームを作ったり単独作業が多かったが、劇団を立ち上げ、一緒に新しいものを作っていく仲間を得たことで大・復・活。そして現在に至る~~~

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中島さんとの90分タイダン1本勝負はあっという間に終了。というかかなりオーバーして、どこで終わっていいかわからない空気でした。僕らも楽しかったですが、観てた方々も楽しかったんじゃないでしょうか? 普通のトークショーとしてもかなりクオリティ高かったと思いますよ!

終演後しばし楽屋でクールダウン。中島さんの話で興味深かったのが、「自分には代表作がない、、、」と悩んでたけど「自分は蛭子能収でいい!」と開き直ったこと。蛭子さんのマンガは誰も知らなくても蛭子さんの顔はみんな知っている。自分はそれでいい、逆にそういう存在には自分しかなれない、という気付きの瞬間があったとか。それぞれのジャンルで、それぞれのトップランナーには悩みがあって、それを乗り越えて今があるんですね。

ということで、本日のBOYSのまとめ。

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あ、この海賊感は例の仲間がいっぱい出てくるマンガへのオマージュです。

ということで第1回「タイダンBOYS」大成功。次の夏回は誰と、どの本屋で、何をやるのか乞うご期待――っていうか、そろそろ打ち合わせやりますかねカミさん。(清水)

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