6月の日記
1週間ごとに書くのが無理になってきた。
そんな気はしていた。
6/2 の日記
いらない服の整理をした。
目が痛くなるような蛍光黄色のカーディガン(一度も着たことない)
自分が履くと、事件ですか?事故ですか?という感じになってしまうダメージジーンズ、虫の脚みたいに見えるスキニージーンズ等を捨てた。
つかれた。
つかれてるなぜか。
図書館に行って本を返した。
夜はブリュッセル・サイクリングクラシック
とクリテリウム・ドゥ・ドーフィネを観た。
ブリュッセルはアバラハムセン。
ドーフィネはピーダスンの勝利。
今週は体調があまり良くなく、なぜか疲れていた。
ドーフィネ第5ステージで大規模な落車があり、
レースはニュートラルになった。
6/8
友達と美術館へ。
その前にベトナム料理を食べた。
フォーがおいしかった。
モネの睡蓮の絵が、そこだけ浮いてみえるくらいきれいだった。
デヴィット・パーシャルというアメリカ人画家が描いたグランドキャニオンの絵もよかった。
鉄道会社のキャンペーンで5人の画家が選ばれ、
それぞれが目隠しをされながらグランドキャニオンに連れて行かれた。
画家達はそこで、初めて見たグランドキャニオンの景色を描くように言われたという。
そんなドッキリみたいな。
夜はドーフィネ。
ログリッチが強くてうれしい。
ただ、先日の落車で古傷のある肩を痛めたらしく、そこだけが心配だ。
ウラソフの献身も目立った。
不運続きのヴィスマだが、ジョーゲンソンの成長ぶりが目覚ましい。
レムコは怪我明けでまだ本調子ではないよう。
デレク・ジーがこんなに山を登れるとは。
ジーは総合系を目指すんだろうか。
短いステージレースならあるいは、という気がしてくる、強い走りだった。
またジロのときのように逃げに乗ってほしい気もするけども。
イスラエルプレミアテックの選手達の顔ぶれを見ると、いい選手ばかりで今さらながらに驚く。
なぜかパンチャーばかりだけど
日曜日はログリッチが遅れた。
バットデーかもしれない。
ログリッチのファンは皆、母のようになってしまうといわれているが、そういわれる所以がここにある。
しかし、彼の本当の実力はこんなものじゃないと思わされるのも、ログリッチだから。
勝ったのはジョーンソン。
ログリッチはタイム差ギリギリで総合優勝を守った。
火曜日は通院
病院のタリーズはやけに広いのにいつ行ってもお客さんがいない。
潰れてほしくなくて、毎回行く。
6/14
金曜日は、半休をとって小俣雄風太さんと安達茉莉子さんのトークイベントに行った。
東京について、真っ先に天丼てんやに向かった。
ずっとてんやの天丼を食べてみたかった。
イカと海老の上天丼に海老を一本追加した。
大富豪の気分。
揚げたての天ぷらは、さくさくして美味しかった。
暑い。
暑さでドロドロになる。MOTHERに出てくるゲップーの見た目でズルズルと下北沢駅近くの三省堂書店へ。小俣さんの旅するツール・ド・フランスを探したに行ったが、探しきれなかった。
ズルズルしながら書店を後にした。
日記屋月日という日記がテーマの書店に行った。日記を読むのが好きなので、ずっと来てみたかった。日記だらけで楽しかった。
どれもこれも面白そうだったけれど、
風太郎不戦日記/勝田文
YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日 (1) / 水本アキラ
(同人誌)
の二冊を買った。
トークイベント会場のB&Bでは
超個人的時間紀行 アンソロジー
(同人誌)
私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE/安達 茉莉子
を買った。
気になったけどお金がなくて買えなかった本
↓
ちなみにこれらの本はまだ全然読めていない。
安達茉莉子さんの『臆病者の自転車生活』を知ったのは、本を紹介している書店のTwitterからだったと思う。
『臆病者の自転車生活』のすごいところは、電動自転車で自転車に乗る楽しさや喜びを感じた安達さんが、次はロードバイクに乗ろう!と決意するところ。
(そして実際にロードバイクを買って、100km以上走ったりする。運動が得意ではないらしいのに。)
電動自転車とロードバイクの距離は、わりと遠い。300kmはあると思う。ミラノ〜サンレモくらい。
電動自転車に比べれば、明らかにロードバイクの方がつらそうだ。値段も高い。
それでも安達さんがロードバイクを選んだ理由には、漫画『弱虫ペダル』を読んだことが大きく影響しているという。
トークイベントのあとのサイン会のときに、安達さんにロードバイクを選んだことがすごいと思っていますと言ったら、「弱ぺの力です」とにこにこして答えてくれた。弱ぺの力、つよい。
昔、さいたまクリテリウムに初めて行ったとき、1人で観るのが寂しくて、同じく1人で観に来ている女性に声をかけた。
レースを一緒に観ながら、その女性も弱虫ペダルのファンであることを話してくれた。
弱虫ペダルきっかけで自転車に乗ったり、自転車を観始めたりする人は想像以上に多いのだと思う。
自転車文化を牽引する弱虫ペダル。
完結したら全部読みます…。
トークイベントはメモを取りながら聞いていたので、メモを開けばその時のことをいつでも思い出せる。メモってなんて便利なんだ!
と思いきや、字が汚すぎて読めない部分もあるのだった。
メモに書いてあったこと。
・お客さんの中でツールドフランスに行ったことがある人は?→いました。いいなぁ。
・自転車に乗ることで頭の中は整理されるか
・小俣さんの文章が抑制的という話
・安達さんの「自転車を通して、私は世界に恋をしている」という文章について。
自転車に書かされました、とのこと…!
小俣さんの理想の文章はあるか?
小学生の頃から開高健を読んでいたと。
・本屋に自転車文学の棚がない。
・小俣さん、本屋に行ったが自著が売っていなかったという話。安達さん「今売れちゃったんだな〜と思うようにする」
安達さんは自分の本を買っている読者に遭遇したことがあるらしい。
安達さんにレースに帯同してほしいという話。
ブッツァーティーのジロ観戦記を例にあげて。
ブッツァーティーのジロ観戦記は、去年買って読んだはずなのに、書いてあるだいたい全てのことを忘れた。
文学者の書くスポーツ繋がりで、村上春樹の「シドニー!」の話題も。
「身体性」が流行しているという話。
たしかに、身体性と内面というテーマはよく見かける気がする。
関連した話で、ロードレースをやっていると、視野が広くなるという話。
抽象的な意味でなく、実際に視野の範囲が広がるという。面白い!
その他色々興味深い話題はあったのだけど、書ききれないのでここまでにする。
楽しい1日だった。
頭が痛くてメガネを外していたため、帰りの駅で迷って駅員さんに乗る電車を教えてもらって帰った。
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