今週の日記 5/19〜5/26

5/19 TOJ初日

今日からツアー・オブ・ジャパンが始まった。
第1ステージは堺。2.6kmのTT。
勝ったのはマックス・ウォーカーというアスタナの選手だった。
リザルトを見るとTTが速い。

頭が痛いので散歩に出かけた。
散歩に行ったら痛みが少し取れた。
帰ってきて昼寝をしたらまたぶり返した。

夜はジロ(15ステージ)女子のアントワープポートエピックを見た。アントワープ〜が面白かった。
グラベル区間の多いレースだった。
未舗装の並木道を走っていて、木漏れ日がきれいだった。あんなところを散歩したいと思った。
ジロも見たけれど頭が痛くてあんまり内容を覚えていない。
勝ったのはポガチャル。
キンタナ復活の兆しがうれしい。


5/20 ジロ休息日

ジロは休息日。
おつかれさま!
TOJは第2ステージはマルチェッリが勝った。
フィニッシュ手前で昨日優勝のマックス・ウォーカーが飛び出し、そのままゴールかと思われたが後ろから飛んできた(ように見えた)マルチェッリがウォーカーに競り勝った。マルチェッリの伸び!本当に素晴らしかった。面白かった。

会社からの帰り道、自転車を道にとめて道端になっている何かを食べている人がいた。(会社は山の中)
ちょっと食べてみよう、という感じではなく
「いつもの美味しいやつがある〜」という感じでもぐもぐ食べていたのがよかった。
外国の方かもしれない。木苺?
文章が下手すぎて良さが伝わらない。


5/21 雪のジロとノーギフト

TOJ第3ステージ、勝ったのはカルボーニ。逃げきり集団からの勝利。
逃げに選手を乗せていないスプリンターチームは、積極的に引かないと逃げに追いつかないのにそうしない。
リーダージャージを持つチームや力のあるチームに牽引を頼る。
正攻法で行っても勝てないということなのかな。

ジロは16ステージ。雪でスタート地点が変更になった。
CPAによると、主催者は当初の予定通りスタート地点からレースを行おうとしたが、選手たちが反対したとのこと。
昨年もこんなことがあった。
雪のルートをスキップしたのは懸命な判断だと思う。
というかあの雪の中、通常通り決行しようとしていたことに正気を疑う。

レースが始まった。
今日も逃げたアラフィリップ。最終的には吸収されてしまったが、相変わらず攻めの姿勢がかっこよかった。
コステュー、スカローニ、ペリッツァーリ、マエストリ、ペラヨ・サンチェスなど、今年のジロでよく聞いた名前総出演のような前方集団から、ペリッツァーリが抜け出した。これは!というところまで来たが、後ろからスイスイ(としか表現のしようがない)登ってきたポガチャルにあえなく吸収されてしまった。
優勝はポガチャル。
今日もノーギフトだった。

ステージ勝利は貰えなかったが、ペリッツァーリはポガチャルからアイウェアとジャージを受け取った。自ら所望したらしい。
負けてなお、うれしそうだった。
アラフィリップに負けてもうれしそうだったマエストリのようだった。

ポガチャルがパイを分け合わないことについてどう思うか?何人かに聞いてみたという記事。
面白かった。

カルーゾの言葉が印象に残った。
チームやスタッフのために返せるものは勝利しかない。彼は正しいことをしている。という言葉。
デマルキはこれが2024年のサイクリングだ、という。

そもそもギフトは必要なんだろうか。

勝ちを譲る、譲らないの話題で一番に思い出すのは、ログリッチが勝った2021年のパリ〜ニース。
当時未勝利だったメーダーの逃げ勝ちを、すんでのところで阻止し、勝利を飾ったときだ。
そのとき、すでにログリッチの総合優勝は間違いなかった。
ステージは譲るべきだともいわれた。
しかし、それはログリッチがポガチャル大逆転されたツールの次の年だった。

1分1秒を追い求める走りになったとしても不思議はない。誰がそれを責められるだろうか。

ギフトといえば、ファンァールトがヘントでラポルトを勝たせたことがある。(同じチーム内なので少し話は違うけれども)
そのことをメルクスは「私だったらそんなことはしない」と言っていた。しなそ〜。
やっぱりポガチャルはメルクスの生まれ変わりなんだろうか(メルクス、生きてるから……)

一方で、カンチェラーラはワウトの行動を賞賛していた。


プレゼントはあげてもあげなくても批判は起こるということ。
難儀な世界!!
ちなみにファンアールトは2022年のパリ〜ニースでもログリッチとともにラポルトに勝利を譲っている。

そういえばポガチャルはスロベニアのゴール前でマイカとジャンケンをして勝負を決めたことがあった。ジャンケンてなんか新世代。ニューサイクリング。

本当はアタックなんてしなくてもいい。順調に行けば総合優勝は間違いない。
しかし、容赦なく勝つ。
それも一つのロードレースというスポーツへの敬意なのでは。
世界と折り合いなんてつけないで、とことん勝ちを狙ってほしいと思う。

そして、こんなに強いのに、どうしても勝てない相手がいるというところに可愛げがある。
ああ万全のポガチャルとヴィンゲゴーの勝負が見たい…。


5/22 名前がかっこいい

TOJは美濃、第4ステージ。今日も逃げ切り。逃げは最終的に日本代表チームの山本哲夫選手とセイントピランのラドマンの2人になり、ラドマンがスプリント勝負を制した。
19歳。最初の方見てなかったけど、メカトラが何回もあって戻ったりしたこともあったらしい。(ポッドキャストで聴いた)

今日は水曜日だから夜に自転車を観ていい曜日。
昨日いい曜日じゃないのに観てるじゃん。
全然勉強できてない。
ジロが終わったらまた朝型に戻そうかな。

ジロは17ステージ。シュタインハウザーの勝利!!
お父さんも選手で、叔父さんはウルリッヒらしい。
ジロ前から調子はよかったけれど、ここまで登れるとは〜。
グイグイ登って逃げ切った!感動してしまった。
名前も走りもかっこよかった。
ポガチャルがアタックしたとき、残り1.5kmほどでシュタインハウザーとは1分以上ついていたのに、それでも追いついて抜かされるんじゃないかとハラハラした。


5/23 ミランを探せ

TOJはニコラスヴィノクロフが勝利した。
アスタナのヴィノクロフの息子。
今日も逃げ切り。
終盤の一周回かそこらを観ているだけではわからないが、集団には集団の事情があるんだとは思う。

ジロは18ステージ。スプリントステージ。
今日もトレックが最前で完璧なトレインを組んでいる。しかしその後ろにはミランがいない。
ミラン〜!
勝ったのはメルリール!メルリールのスプリントはいつもシュッとしていてかっこいい(良さが何も伝わらない文章)
ミランは位置取りミスのために良いラインが取れなかったが、それでも2位に入った!あそこからよく粘った。
面白かった。コースはくねくねしていて怖かった


5/24 富士山

TOJは富士山ステージ。
富士山が大好きだ。登ったことはないけど。
富嶽百景も大好きだし、富士日記も。
鎌倉から見える富士山もフジファブリックも。
(志村君が亡くなってからの曲は聴けていない)
昔は静岡や山梨に行く機会が多く、私は富士山に縁があるに違いないと勝手に思いこんでいた。
でも最近は富士山には全然呼ばれていない気がする。
また呼んでください。

勝ったのはカルボーニ!!
クドゥスに勝つとは。強かったな。
スプリントもあるし、すごいな。
他の選手とは脚が違った。
クイーンステージの富士山、面白かった。

日記と言いながらレースのことしか書いてない。
最初は、日記にこんなにレースのことばかり書くつもりじゃなかった。
生きるのが全部下手。

ジロは19ステージ、ヴェンドラメの勝利。
ヴェンドラメは最初の逃げに乗り、吸収された後、アタックしてもう一度逃げ集団に滑り込んだ。
宝くじは買わなければ当たらないとはまさにこのこと。挑戦者の勝利だった。
デカトロンの快進撃が止まらない。
ジロの裏レースでもサムベネットやコスヌフロワらが勝ちまくっている。

終盤、ゲラントトーマスに落車があった。
バイク交換などもあり、1分近くの差がついた。しかし集団はトーマスを待っていた。
リスペクトが薄れている。紳士協定が形骸化しているなどといわれているが、こういうときに遅れた選手を待つくらいのリスペクトはまだ残っているんだなと思った。


5/25 第20ステージ

今日は朝からカフェに行って本を読もうと決めていた。家では気が散ってしまって本が読めない。
気づいたらなぜかガストに来ていた。
カフェ、緊張するし。
チェーン店も近所にないし。
ヨーグルトにナッツと果物が入った食べ物とサラダとスープを食べた。
ドリンクバーのレモンジュースが美味しかった。
でも全然足りない。
グランドメニューのうな丼が気になる。
(朝はモーニングしか注文できない)
客は私の他に4、5人で1人客が多く、自分を含めて年齢層も高めで落ち着いた雰囲気でとてもよかった。
足元がパン屑だらけなこと以外、最高!!
パン屑といえば、先のサイクリングニュースのポガチャルの記事、今のところパイはポガチャルだけのものだ。他の選手はパン屑で我慢しなくてはならないのかもしれない。
みたいな言葉で締めていてイギリスのメディア〜と思った。

読んだのは小俣さんの『旅するツール・ド・フランス』
小俣さんの文章が好きだ。 


わからない言葉も、出てきた絵画のことも、食べ物のことも、その日あったレースのこともスマホで調べながら読んだ。
スマホって便利だね。
世の中の人全員知ってることを書いてしまった。
途中まで読んで、全部読んじゃうのがもったいない〜と思う。少しずつ読みたい。
できれば寝る前に読んでいい気分で寝たい。

うな丼に後ろ髪をひかれながらガストを出た。
ユニクロでなんかしわしわのTシャツと自転車に乗るときのズボンを買った。
買ったからには自転車に乗らなくてはいけないな〜。
スーパーに寄って帰ったらTOJが終わっていた。
勝者はマックスウォーカー。
今後が楽しみ。


夜はジロ。いつのまにか第20ステージだ。
明日で終わり。
今日もチャルポガは止まらない。
6勝目!!3分の1近く勝ってるじゃん。
ペリッツァーリについてこい!と言ったあたりでもしやギフトを…?
と思ったがもちろんそんなことはなかった。
5分ほどでペリッツァーリをちぎり、いつもの独走街道一直線となった。
今日もポガチャルは楽しそうだった。
集団で大人しくクレバーに走るより、積極的にガンガンアタックして勝ちにいくスタイルの方が似合っていると個人的には思う。
正しくはないのかもしれないけど。
強い選手とはこうあるべきだというような観念をどんどん破壊していってほしい。
たぶん、やろうと思えば山岳ステージ全部をポガチャルが勝つこともできた。
それくらい、恐ろしく強かった。


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