【選んで無職日記59】二回目の眉毛サロン

2024/9/13 金曜日

　十三日の金曜日なのでみんなジェイソンのことを思い出していると思う。Twitterで、ジェイソンがペライチの紙を上司に提出しながら「十三日の金曜日に有給をもらいたいのですけど・・・」と打診している写真がバズっていた。コメ欄には、十三日の金曜日なんてそうそう沢山ないんだから有給許してやれよとか、そういうコメントがあって面白かった。

　この日は午後から眉毛サロンへ行った。前回眉毛サロンに行った後、あまりにスッキリして綺麗な眉毛だったので、これならほとんどメイクでかかなくても済むし、何より鏡を見たときに「綺麗な眉毛だなあ！」とテンションが上がるので嬉しくて、通うことにしたのだ。
　次に眉毛サロンに来るまでは自己処理しないでくださいねとのことだったので、眉間も眉下も長くて細い毛が生え散らかしている状態で向かう。私は前髪が厚めのヘアスタイルなので何も問題ないが、おでこを出している人はしんどいだろうなと推測する。
　担当者を指名しなかったので今回は別の若いお姉さんが施術してくれたが、接客態度は百点満点だったものの眉毛デザインが少し自分的に納得いかないものだった。前回のお姉さんは施術態度は結構クールめさっぱりで、お話が割と好きな私には薄味だったが眉毛のデザインはとっても綺麗だった。ヘアサロンにしても、接客も技術も自分好みの方に出会うってかなり難しいよね。
　それにしてもこの眉毛サロンはいつもかなり混んでいる。施術スペースがカーテンで仕切られているのでどんな人がいるかどうかは全く分からないが、今回は男性の声も複数聞こえてきた。ホットペッパーでも口コミが多いし、いいお店なのだろうな。

　眉毛がすっきりしたところで（帰り際にかいてくれた眉毛マスカラが濃くてちょっと笑った）書店に向かい、欲しかった本を五冊ほどまとめて購入し、書店内のカフェへ向かう。
　ここはいつも混んでいて席が見つからないのだが、今日は一席偶然空いていたのですかさず荷物を置かせてもらう。
　このカフェはアクセスもいいし見晴らしもいいので気に入っているが、唯一ちょっと気になるのが店員さんの接客態度だ。店舗内で明るくカジュアルな接客を目指しているのだろう、どの店員さんとお話ししてもちょっと緩めというか、言い方を変えると馴れ馴れしく感じる時がある。
　例えば以前、雨の日にすっぴんダル着で持ち帰りのコーヒーを注文した時、雨ですねえ～とか、コーヒーは薄目がお好きなんですかぁ～？とか、もう誰とも今は話したくありませんのオーラをまとっている私に色んな会話を仕掛けてきてくれて、逆にこちらが気を遣うことがあった。
　そういう時は店主が一言も発さないようなクール目の喫茶店に行くべきなのでこちらにも勿論やりようがあるのだが、もしできればもう少し言葉尻を丁寧に、あとは客側の気持ちを汲み取ってくれるような接客をしてくれると嬉しい。お話がしたい人もいるだろうから我儘は言えないけれど・・・。
　ちなみに眉毛サロンでの施術時はお話がOKで、カフェは時折NGというところの真意として、眉毛サロンで眉毛をピンセットで抜かれたり、ワックスで引っぺがされている時、普通に痛いのだ。痛いので、会話してくれるとそれが半減するのでありがたい。あと、カフェだとお話しできる時間が限られているが、ヘアサロンや眉毛サロンはタイマンで一時間以上のお付き合いになる。技術が良ければ継続して通いたいので、出来れば仲良くなりたいのだ。
　そんなこんなでコーヒーを確保した私はテキストをカバンから取り出し小一時間ほどケータイ（Instagram、Twitter）とテキストを移動し、歩いて家に帰った。

　家に帰る途中母からLINEが来て、実家のカフェの移転前の画像がないかどうかを聞かれる。雑誌か何かに取材されて、カフェの歴史の説明のために、今の店舗になる前の画像を探しているらしい。
　もう六年以上前の画像だ。Googleフォトに入っているかもしれないと思い、パソコンを開いて確認する。
　私は基本的に、”撮った画像を削除しないこと”を大学生頃から心がけている。どんなに見るのが辛い思い出でも、数年後に見返した時に爆笑出来たり、懐かしがったり出来るからだ。私のGoogleフォトには、前職で女上司にいびられてストレスマックスになり顔中赤いニキビだらけになったので、それの治療経過をおさめておこうと撮ったグロ画像や、学生時代の元彼との画像なんかも普通に入っている。
　それでも、未来のために貯めておこうと過去の私が保存した画像をスクロールしていると、今でもこっぱずかしくなる。うあ～やめて～と言いながらカフェの画像を数枚探し出し、母に送った。

　夜は夫と二人でポケモンセンターへ。新しいドラゴンポケモンのグッズが出て、私はドラゴンタイプのポケモンが大好きなので購入しに行った。ラーメンを食べ、ミスドによって茶をしばいて帰宅。帰ってきてからはOUTLAWSを見ながら本を読んだ。