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読後感が…重い…

「そうだ!猫が登場する本を読もう!」

猫を飼い始めて一年と少し。
猫に関する本を読んでみようかなぁ
軽い気持ちで手に取った一冊。

タイトル:猫と罰
著者:宇津木健太郎


主人公は
こじらせ女子ならぬ
こじらせ黒猫。

古書北斗堂を舞台に
文豪に飼われた猫たちと
女店主の物語。

「日本ファンタジーノベル大賞2024」大賞受賞作

ファンタジーだからという
勝手な先読みが大きく外れ
最後の最後まで
こじらせたままの黒猫君。

『あああああ
きっとはたから見たら
私もこんなふうに我を張って
かたいバリアの中で暮らしていたんだろうな』

自分に重ね合わせて
なんだかけっこう辛く感じた。。。

他の読者はどう感じるのかわからないけれど
私は読後感が重かった。

この読書記録を書くのも
何日も気が進まず
やっと記録に至った。


まあ、いい意味で
期待を裏切ったファンタジーとでも言いましょうか
読んでみてほしいですね。

【こんな人に】

  • フワフワしたファンタジー以外を読みたい人

  • 人生こじらせてる人

  • コミュ力に難ありの人

  • 余韻を味わいたい人

にお勧めです。

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