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高校演劇審査員日記

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山本が2019年9月に初めて高校演劇の審査員をやった時のツイッターのまとめです。以降、審査をやらせてもらうたびに長文ツイートするので、その都度まとめています。劇のアーカイブとして…
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2021年7月の記事一覧

ある日の高校演劇審査員日記 2021年夏 その5

ある日の高校演劇審査員日記 2021年夏 その5

 「その1」から長く書いてますが、東京都城東地区高校演劇新人デビューフェスティバルで一人審査員した話の、今回は総評といいますか、あの……どういう風にして賞を決めるっていう話を考えたいと言いますか。

 賞。そう。審査員として呼ばれるってことは、賞、決めるんだろうなあと思っていたら、これが結構大変だった。量が。という話をします。約9000字ほど……目次すらたたまれてしまう長さよ……。
 今回のシリー

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ある日の高校演劇審査員日記 2021年夏 その4

ある日の高校演劇審査員日記 2021年夏 その4

 さて今回で全校分感想フォロー。2021年・東京都城東地区高校演劇新人デビューフェスティバルの2日目の午後の部の6校分の感想になります。

2日目 午後の部①【都立成徳】『札束浪漫紀行』 お札に印刷されている偉人たちが、令和日本を見つめつつ議論をするというワンダーなお話。衣装に力が入ってたなあ。

 これは仕方のない事だったのかもだけど、若干音響レベルが大きく、冒頭のいくつかのセリフが聞き取りづら

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ある日の高校演劇審査員日記 2021年夏 その3

ある日の高校演劇審査員日記 2021年夏 その3

 ひきつづき、2021年・東京都城東地区高校演劇新人デビューフェスティバルの講評を言葉にしてみました。2日目の午前の部の4校の様子です……。

2日目 午前の部①【都立足立西】『BEAR HUNTER HUNTER』 こちら生徒創作というか、2日目は確か、全校が生徒創作。熊が出てきた。戦う。最終的に、顧問の先生が出てきた。そんな話。

 演劇は何のためにあるのか、というのも日々考えたり、わからんな

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ある日の高校演劇審査員日記 2021年夏  その2

ある日の高校演劇審査員日記 2021年夏  その2

 前回に引き続き、2021年・東京都城東地区高校演劇新人デビューフェスティバルの19日ツイートしたものをまた書きます……。今回は午後の部の5校分になります。

午後の部①【都立小岩】『夢』 19日の午後一発目の公演。生徒創作。進路希望調査を提出できないでいる男子生徒が夢と現実のギャップに苦悩するというお話。

 現実の高校生が、現実の高校生を演じるって、けっこうむつかしいのだろうなあと思う。モチー

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ある日の高校演劇審査員日記 2021年夏 その1

ある日の高校演劇審査員日記 2021年夏 その1

2021年夏2021年6月19日と20日…… 山本はまた、高校にきておりまして、東京の……東京都の高校演劇の「城東地区」の、新人デビューフェスティバルという、短編演劇大会の審査と講評をやってまいりました。で、それの感想を当日ツイッターしたんですけれど……。
 当日は汗だくだった。異様な、汗だ。汗だくで講評してしまって、なんか清潔感なくてもうしわけなかったなあ。汗まみれで劇の感想をぺらぺーらしゃべる

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