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【歴代ランキング】メロディーレーンが「史上最強馬」!?~客観的にに史上最強馬論争#2~
こんばんは。
今日はタイトルの通り
メロディーレーンが「史上最強馬」説
を真面目に考えていきたいと思います。
この投稿を最後まで読んでしまったあなたは
メロディーレーンがイクイノックスに大差勝ちする
という言説も間違っているとは言えなくなります。
ので、ご注意を。
まず前提として、
「史上最強馬」とはなんなのか。
こちらの投稿で、「最強」とは何かについて語っているのでぜひこちらもご覧ください。
一旦立ち止まって史上最強馬とは何なのかと考えると、
そもそも定義がないことに気づきます。定義があると思う人もいるかもしれませんが、それは誰かが勝手に作り上げた空虚なものですので絶対的な正しさはありません。
つまり、「史上最強馬とは何なのか」あるいは「史上最強馬は誰なのか」という問いに他する絶対的な正解はない、というのが答えになります。
大事なのはその根拠。
「史上最強はイクイノックスです!、なぜなら世界最強だからです!」みたいなのは根拠が皆無ですのであまり価値のない意見となります。
一方、
「史上最強はハルウララです!、史上最強とは最もファンを魅了した馬に与えられるべき称号だと考えていて、史上最も愛された馬はハルウララだと考えているからです!」
こちらは根拠がしっかりしていますね。
前者と後者を比べると圧倒的に後者の方が説得力があります。
この根拠が大事になりますのでそれを踏まえて以下を見てください。
説得力のある意見にするためには
「史上最強馬」の定義
その馬である根拠
この二つが述べられていることが大前提になります。
では、
メロディーレーンが「史上最強馬」説を始めましょう。
まず、今回の「史上最強馬」の定義から。
今回は、
「競争能力が史上最も高い馬が史上最強馬」
にしてみましょう。
競争能力とは
瞬発力、持続力、最高速度、パワー、スタミナ、先行力、勝負根性の7つの要素の総合値だと仮定しましょう。ここについてはまた詳しく書きます。
そして、次はいよいよ、
なぜメロディーレーンの競争能力が史上最も高いと言えるのか
結論から言うとその斤量です。
そもそも斤量というのはハンデのことで、その斤量が重ければ重いほどハンデを背負っていると解釈するのが自然です。
そして、中長距離では1キロで1馬身~2馬身。秒差にして0.2~0.4秒変わると言われています。
メロディーレーンは中長距離が主戦場の馬で、G1においては斤量はだいたい55~56㎏を背負っていました。
G1レースは定量戦といって、基本的に斤量が馬齢と性別によって決まっていますので、馬同士の斤量の差はほとんどありません。
つまり、メロディーレーンはほかの馬とほぼ同じハンデで走っていました。
そしてG1での着順は…
2019年菊花賞5着
2020年天皇賞春11着
2021年天皇賞春11着
2021年宝塚記念11着
2021年有馬記念15着
2022年天皇賞春9着
2022年宝塚記念13着
2023年天皇賞春12着
G1勝利どころか、馬券内に入ったことすらありません。
ではどうしてメロディーレーンの競争能力が史上最も高いと言える根拠が斤量なのか
それは彼女の馬体重にヒントがあります。
メロディーレーンは馬体重300㎏中盤。
競走馬としては驚異的な軽さです。
JRA出走馬最少馬体重記録
JRA最少体重優勝記録
JRA最少体重レコード更新記録
をはじめとする数々の最少体重記録を持っています。
そして、競馬における斤量というのは馬体重を考慮に入れません。
その馬の成績、年齢、性別などによって決定されます。
つまり
重賞勝った340㎏の3歳牝馬と
重賞勝った500㎏の3歳牝馬は
同じ斤量を科されると言うこと。
しかし、負担重量というのは自身の体重によって負荷が大きく異なります。
例えば、
われわれ人間が500mlのペットボトルにお茶入れて持つのと、
ありんこが500mlのペットボトルにお茶入れたやつを背負うのと、
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