【競馬の新常識】昔の馬と今の馬、どっちが強い？～本当に競走馬は年々速く、強くなっているのか～#7

お久しぶりのこのコーナー。
今回はずばり、

競走馬は昔より速くなったのか

です。

これは競馬ファンならだれもが一度は考えたことがあるんじゃないでしょうか。

シンボリルドルフとディープインパクト、一緒に走ったらどっちが勝つんだろう。
サクラバクシンオーとロードカナロア。
メジロマックイーンとタイトルホルダー。
ニホンピロウイナーとタイキシャトル。

などなど、時代を超えた夢の対決はだれもが想像してしまいます。

ただ、
例えば
府中2400で競ったと仮定すると、

「アーモンドアイより速く走れる馬っているのか？」

という疑問が。

恐らく多くの人が史上最強馬として名前を挙げるであろうディープインパクトの府中2400の持ちタイムは2:23.3。

オルフェーヴルも2:23.1
オグリキャップですら2:22.2
シンボリルドルフなんて2:26.5
シンザンなんて2:28.8

そして、

キセキは2:20.9

それに、レコードはどんどん更新されるし、なんなら条件戦で昔の大レコードが更新されることもある。

こういうのを現状を見ると

今の馬って昔の馬より強いんじゃない？

って思いません？

私もそう思う事ある。

んで、今回はほんとはどうなの？っていう話。

ただ、もちろんこの問いに絶対的な正解はありません。
どういう可能性が高いのか、というのを考えるという話。

まず前提として、
競馬において

今の方が昔より走破タイムは早い

これは覆しようのない事実です。

ただ、これだけをもって

今の馬が昔の馬より強いと述べるのはナンセンス

です。

ではいまから、その理由を並べていきます。

その１：走る場所の歴史的変化

です。