なにがオモロくて環境問題に!?
今年の(娘たちの)夏休みは、「最高に思い出に残る夏休みにしよう!」と目標を立て、例年に比べるとかなりお出かけしました。
距離・時間の関係でどうしても飛行機に乗らないといけないこともあるんですが、エシカルを名乗る者として「飛び恥(大量に二酸化炭素を排出するため、環境負荷が大きい飛行機の利用を恥とすること)」と揶揄されることもある飛行機での移動は、なるべくは避けたいところ。
どうしても飛ばないといけない場合、僕は1フライト1000円を個人的に環境保護団体に寄付することを決めています(1万は無理)
まだまだSAFの導入が進んでいない日本なので、
せめて
「なるべく公共交通機関で行く」
「どうしても飛ぶ場合は環境保護団体に寄付」
みたいな文化が広がればいいなと思います。
ただ、娘たちとのお出かけは年々衰えていく体力と更新されていく最高気温で体が溶けてしまい、最終的には長年の夢だった「スライムになる」を奇しくもこの夏、叶えることが出来ました。
環境問題で泣いている人はいない!?
今まで僕は「ローシャルグッドカンパニー(地域課題解決会社)」を名乗る㈱Snailtrackで、シニアや障碍者の生活サポート、子どもたちの第三の居場所作り、子育て家庭の可処分時間創出、ハンデがある子どもの学習サポート、地域のフードロス問題やコロナ禍で増えた生活困窮者のサポートなど、言わば「目の前で泣いている人」の課題解決に奔走してきました(今もSnailtrackの幹部が引き継いで活動してくれています)。
そんな中で今なぜ新しいステージとしてエシカルノーマルで環境問題とド真ん中で向き合ってるかと言うと、その「問題の大きさ」と「解決行動の量」があまりにアンバランス(非対称性)で、不謹慎ですが「オモロ!」と思ってしまったからです。
SDGsウェディングケーキモデルでも記されているように環境問題が悪化すると社会も経済もひっくり返るのに、日本では目の前で泣いている人がいない(少ない)。
肌感ですが気候変動よりも明らかに地震への恐怖が勝っているし防災意識の方が高いですよね。
もちろんそっちも大事だし僕も地震が発生する度に震え上がってますが、「地震に備えて備蓄している(重言)」はあっても「環境問題に取り組んでる」って人はまだまだ少ない。
なくなれば1日で滅ぶのに、毎日水と空気に感謝しながら生きている人はいないってのがオモロ過ぎます。
よく言う
「感謝の対義語は当たり前」
ってやつですね。
もちろん地震は一瞬で人の命や生活を奪うのに比べて、気候変動は「ゆっくり奪っていく(と言うより取り返していく?)」なので、優先度と言うより緊急度が低いんでしょうね。
だけど、自身が問題の一部を担ってるということは、解決の一部も担えるということ。
毎年アースオーバーシュートディが「今年は8/1だった」みたいな話題がほんの一部の界隈で取沙汰されますが、それを知って本気で焦燥感に駆られる人はどれくらいいるでしょうか?
エコ・アングザイエティってっ知ってる?
そんな中、「エコ・アングザイエティ(エコ不安)」という言葉が聞こえてくるようになってきました。
エコ・アングザイエティとは地球環境の危機的状況に対する慢性的な強い恐怖心のことで、不安感や喪失感、無力感、悲しみ、怒り、絶望感、罪悪感などの心理的ストレスを抱くこと。
正式な医学用語ではないものの、特に若者のメンタルヘルスに重要な影響を及ぼすとされています。
電通総研は日本人を対象にしたエコ不安に関するウェブアンケートで、16~25歳の1千人のうち72・6%が気候変動に「不安」を感じていると回答。
49・1%が「気候変動に対する感情は私の日常生活にネガティブな影響を与えている」という問いに「はい」と答えました。
また、それが原因で「子どもを持つことをためらう」という問いに対して、14・2%が「はい」と答えていました。
もちろん個人差があることが大前提ですが、40代以上でこのような悩みを持っている人は非常に少ないと思います。
実際「親世代との意識のギャップを実感している」という声も多く、「わかってはいけるけど現実問題・・」ってすぐ言っちゃう大人と、「なんとかしないといけないのに課題が大き過ぎるし大人は言い訳ばかりで何もしない。自分の無力さにも腹が立つ」まで達している若者との間に、大きな隔たりがあることがわかります。
これからの時代を創る若者が環境問題について真剣に考えているという事実は喜ばしいことである反面、他の世代にとっては反省しなければならない部分。
地球の恵みによって生かされてきた私たちが、限りある地球の美しさを残す努力を若い世代やこれから生まれてくる子供たちだけに背負わせるのは、どう考えても無責任なことですよね。
ただのジェネレーションギャップで終わらせずに、彼ら彼女らの不安を理解し、課題解決への背中を見せられる大人になりたいものです。
最期に・・
と、本川にあるまじき真面目で熱い話になってしまいました。
(オチが必要な方向けに僕が「ただただ妻への愚痴をこぼす動画」を貼っておきます)
でも再度言いますが僕はこの複数のアンバランス、ギャップを不謹慎にも「面白い」と思ってしまっていて、自身の余生をかけて本気で取り組むに値しまくりの課題だと認識しています。
もし、奇特にも僕と同じく「オモロいやんけ!」って価値観の方がいたら、ぜひお話ししましょう!
ぜひご連絡ください!