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【ヤングケアラー】国が打ち出した4つの支援策って?#1

つい先日、ヤングケアラーについて記事を書いたところ、たくさんの方に見て頂くことができました。それで、国として具体的にはどんな対策を打ち出しているのか気になったので、今回は続編をお届けします。

ヤングケアラーとは、通学や仕事のかたわら、障害や病気のある親や祖父母、年下のきょうだいなどの介護や世話をしている18歳未満の子どもを指す。

ウィキペディアより


インターネットによる実態調査では、ヤングケアラーの割合は中学生が5.7%でおよそ17人に1人、全日制の高校生が4.1%でおよそ24人に1人。

①早期把握

先日の記事に書いた通り、家庭の事情というのは表面化しにくいものがある。ヤングケアラー自身が介護をしているという自覚がないまま、家族の介護をしているという事実。

たとえば学校では、学校を休みがち、忘れ物が多い、宿題ができないことが多いなどの兆候をつかみます。こうした子どもの状況の背景に、家族の世話や介護があった場合はスクールカウンセラーやソーシャルワーカーと連携し、自治体が提供する福祉のサービスにつなぐことなどが想定されています。自治体ごとに地域の実情を把握してもらうため、独自に実態調査を行うことも推進していくことにしています。

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そして支援策として提案されたのが、早期把握。うんうん。早く気づいてあげれば、できることも多そう!

早期把握のための支援策では、教育関係者、医療・介護・福祉の関係者、児童委員や子ども食堂などを対象に、研修を実施し、ヤングケアラーへの理解を深めてもらうとしています。

②相談支援

ヤングケアラーの6割以上が、誰かに相談した経験がないと答えたという。支援の手を差し伸べる活動が広まる一方で、家庭の事情を知られたくないと思っている子供たちも多いとか。

確かに、わたしも家庭に少し複雑な事情を抱えていたからわかる。「わたしの家だけがおかしいんだろうか?」と子供ながらに悩んだことがあった。ただ、小学生の頃は一人で悩むことが多かったけれど、高校に入るとスクールカウンセラーの存在を知って、家庭の相談をするようになった。

相談という感じでもなかったか…。

ただ話せる存在の人がいてくれた。それでとても心が落ち着いた。わたしの家庭の事情とヤングケアラーの問題は別だが、スクールカウンセラーやソーシャルワーカーというプロの存在は大きい。

子どもたちの相談にのるスクールカウンセラーやソーシャルワーカーの配置を支援して、相談機能を強化し、福祉サービスのほか、民間の学習支援などにつなげていきたいとしています。

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編集後記:ちょっと時間が無くなってしまったので、今日はここまで。次の機会に残る2つの支援策について投稿したいと思います。最後まで読んでくれてありがとうございました😌


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