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5月の大渋滞、一息つけば空には大きな鯉が泳ぐ。【納骨の話】

あーこれで、一息。そう思ったのは、このゴールデンウィーク中に納骨を終えたからだ。



「なんでまぁ、こんな混雑するときに納骨の日程を組んだかね…トホホ」

遠方から来る姉も、叔父もそう思ったことだろう。幸い天気には恵まれたがけれど、とにもかくにも渋滞がすごかった。

そんなわけで、数時間かけてお墓に集合。それで納骨はというと、ものの数十分で終了した。それもこれも、無宗派・家族のみでの納骨という形にしたからだ。

こういうものをおススメするのは少し違う気もするが、お坊さんがいなくても無宗派でも問題なく納骨できる。お金の面でも、時間の面でも、気持ちの面でも、とてもラクだった。これからの故人を弔う形として、ぜひおススメしたい。


そういえば、お坊さんがいない代わりに納骨を仕切ってくれたのは、霊苑のおじさんだった。宗派も何もないのだけれど、「ナムナムしてくださーい」という掛け声をかけてくれて、なんか笑ってしまった。

無宗派といっても、「ナムナムして」と言われたら、何となく手を合わせてしまうもんなんだな。納骨が終わって、一人そんなことを考えていた。

国道の大渋滞は5月の風物詩。空を見上げれば大きな鯉が泳いでいて、あぁ…これでやっと一息つける。

編集後記:やっと一息、なんて思ったのも束の間、周りからは「銀行の手続きはしたの?」「家はどうするの?」「書類は?」と声が上がります。心配してくれているのはわかるんだけど、ちょっとは休ませて…が本音です。ふぅ。

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