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子育ての終わりと、介護の終わり。

父が亡くなった日…それから10日ほど経って、葬儀が執り行われた。実は、その間にわたしの娘の成人式があった。たった一人の我が娘の成人式。

父死亡、成人式、葬儀……なんという並び。

前撮りも済ませていたし、成人式当日は列席する予定はなかった。だから、特にバタバタすることもなかったのだが、数年経ってからこの数日のことを思い出したら、「あぁ、バタバタしてて何も覚えてないわ」なんて言っていそうだ。

──バタバタしていませんでしたよ。念のため。(コソコソ)


振り返ってみると、子育て中も介護中も、「いつかこの生活が終わったら…」なんて考えることがあった。

子供のことも、父親のことも大切に思ってきた。家族がそばにいる幸せはかけがえのないものだと理解している。しかし、その時は読んで字の如く無我夢中。繰り返される毎日に終わりがあるようには思えなかったし、だからこそ”終わり”を考えてしまうのだった。

その”終わり”を、偶然にも同じタイミングで迎えたわけだ。何でもできそうな気がするし、何も変わらない気もする。

無我夢中の長いトンネルからポーーンと外に飛び出して、さぁ、どうするわたし!!!!!

編集後記:早いもので3月ですね。新しい旅立ちを迎える方も多いんじゃないかと思います。わたしは1月に介護生活の終わりと同時に子育ての終わり…というか節目を迎えました。自分自身の娘としての役割と母親の役割を終えて、春からは新しい一歩を踏み出せたらな…と思っています。なので、今日の投稿は自分へのエールでもあります。ささ、みなさま頑張ってまいりましょう😊🌸

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