見出し画像

ヤフーショッピングでオリジナル商品が売れない理由&改善方法

ヤフーショッピングでオリジナル商品を販売している出店者さんお疲れ様です。


ECベテランのますくんです。


今回はヤフーショッピングで自社のオリジナル商品を販売している出店者さん向けの情報になりますが、基本的にはヤフーショッピングで商品を売るコツのお話ですので、幅広くご活用いただけるノウハウになっております。


その名も「ヤフーショッピングでオリジナル商品が売れない理由&改善方法」です。







オリジナル商品が売れない2つの理由


ヤフーショッピングではオリジナル商品だけを販売している出店者さんや、一部がオリジナル商品、そして完全に仕入れ販売している出店者さんまで様々です。


今回はこのオリジナル商品が売れない理由を2つお話させていただきます。



理由1:知名度


ヤフーショッピングでオリジナル商品が売れない理由の1つ目は「知名度」です。


やはりオリジナル商品は自社独自の商品ですから、最初は誰もその存在を知りません。


そもそも最初から名前が売れている有名ブランドの商品などは発売前から商品の認知度が高いですから、いちいち説明しなくても商品が認知されています。


オリジナル商品はその逆で、誰も商品について知らないので、まずは商品を認知してもらう宣伝活動からのスタートになるので売れないわけです。



理由2:価格設定



ヤフーショッピングでオリジナル商品が売れない理由の2つ目は「価格設定」です。


仕入れ商品や知名度のある商品の場合は、同じ商品や類似商品がすでに販売されているため、ある程度の価格の相場が明確です。


しかし、オリジナル商品はそのオリジナリティーが斬新であればあるほど、価格の相場が明確ではありません。


もしかしたら高いのか…?


いや安過ぎるのか…?


この価格設定がオリジナル商品は難しく、見当違いの販売価格になっている場合は売れません。




オリジナル商品を売れる価格にする方法


それではなかなか売れないオリジナル商品を売れる価格、つまり適正価格にする方法をお話させていただきます。


この場合は、


●アップセル
●ダウンセル


この2つを活用して売れる価格を探っていきます。


例えば、スイカを1個(1,000円)で販売していたら。





この1個1,000円のスイカを「売れる価格」にしていってみましょう。



1:高いって思った場合


もし仮に1個1,000円のスイカの販売価格が高いって思った場合。


ここで考えるのは、ユーザーが「1個1,000円もするスイカは買いたくない」のように感じている心理です。


さらに言えば、「スイカに興味はあるけれど、1,000円も払いたくない」のようなユーザー心理です。


スイカ自体に興味はあります。


しかし、1個1,000円は払いたくない、「試してみたいけど1,000円は敷居が高い」のように思っている可能性に対応します。


そこで活用するのが「ダウンセル」です。


ダウンセルは現状より安価な商品を用意して、現状より買いやすい状態にして販売する手法です。


ダウンセルはなかなか購入に至らない時や、まずは一度試してもらいたい時などに有効な手段です。


そこで先ほどスイカ1個なら…




このようにしてサイズを小さくし、買いやすい販売価格の商品を作ります。


ポイントなのは「割高」になっている点です。


買いやすい販売価格にはなっていますが、1個1,000円より割高な販売価格になっていますよね。


やはりこちら側の売上高はダウンしてしまいますし、1つの商品を発送完了までさせるオペレーションや労力は同じ、そして梱包材などのコストも同じです。


サイズが大きくなればお買い得、サイズが小さくなれば割高、これは一般的にも常識ですので、店舗の利益面を考えてもダウンセルをした場合には割高な価格設定にしましょう。



2:安いって思った場合


続いてはオリジナル商品の販売価格が「安い」って感じた場合です。


先ほどはダウンセルでしたが、今回はアップセルを活用します。


価格が安いって思っているユーザーは、「せっかく買うならお買い得に買いたい」や、「送料を払うのがもったいない」などの「お得感」を求めている心理状態です。


さらには、「安過ぎてしっかりした品質じゃないのかも…」のようにも思っています。


お金を払う気持ちもあって、購入予算もあるのだけれど、せっかく買うなら「お得感」が欲しい状態なわけです。


ここで活用するのが「アップセル」です。


アップセルは現状よりグレードの高い商品や、現状よりも何らかのお得感が出る商品を作って販売する手法です。


先ほどスイカでれば…






このようにしてスイカ2個セットにし、お得感を出します。


さらに、





このように、大きなサイズや大容量の商品を買えば「送料無料」や、「ポイント倍率UP」のようなお得感を出して販売するのもアリです。



3:商品のグレードが自由な場合


さて、次はオリジナル商品のグレードを自社で自由に設定できる場合です。


例えば、「幕の内弁当」を販売していたら。


お弁当ですから、自社で中身を決めて1つの商品にしていますよね。


この幕の内弁当に対してアップセル、ダウンセルをして商品を用意します。


●幕の内弁当1個:500円


このような販売価格で、「高いかも」のように感じたらダウンセルを活用します。


自社で中身を自由に決められるわけですから、


●卵焼きを1個減らして=450円(ダウンセル)


のようにして調整します。


逆に「安いかも」のように感じたらアップセルを活用します。



●から揚げを1個追加して=550円(アップセル)



このようにしてアップセルを活用して、少しだけ豪華な幕の内弁当の商品を用意するわけです。


他にもアクセサリーをハンドメイドで作っているならダウンセルで原価が安いものを使ったり、アップセルで高級なパーツを使ったりできます。


スイカのように「個数」を操作するだけでなく、「原価」を操作してダウンセルやアップセルをして「売れる価格」にするわけです。



「売れる価格」は存在する


オリジナル商品はそのオリジナリティーが斬新であればあるほど、「売れる価格」が分かりにくいものです。


よく「その商品はニーズがないから商品を変えろ」だの、「売れる商品を仕入れなさい」のように、現状の商品のニーズが全くないようなアドバンスをする方がいます。


ヤフーショッピングの売上アップのページでも、「そもそも売れる商品を仕入れよう!」のように、明るくポップに本末転倒な事が書いてあります。


しかし、ニッチで一見ニーズがなさそうな商品でも欲しい人は必ずいます。


メルカリでトイレットペーパーの芯が売れているのです。


●オリジナル商品はニーズがない


ではなく、


●オリジナル商品は適正価格になっていないから売れない


これくらいに思っていて問題ないです。


そもそも価格の相場が明確ではないのですから、今回お話させていただいたアップセル、ダウンセルを活用して「売れる価格」を見つけていきましょう。


オリジナル商品でも、あまり売れていなくても、ニーズがないって言われても。


「売れる価格」は存在します。



ECベテランますくん






いいなと思ったら応援しよう!