ヤフーショッピングで上位表示しているのに売れない時の原因や対応策
ヤフーショッピング出店さん、お疲れ様です。
ECベテランのますくんです。
2023年の4月も終わりが近づきゴールデンウイークに入りますが、皆さんのヤフーショッピングの店舗は上位表示していますでしょうか?売れているでしょうか?
今回はヤフーショッピングで売れない店舗のお話ですが、今回は少し異例のケースです。
「検索結果で上位表示しているのに売れない店舗」のお話をさせていただきます。
皆さんのヤフーショッピングの店舗が売れない原因はこれかもしれませんので、是非最後までご覧下さい。
上位表示はできている
今回のヤフーショッピングの店舗は上位表示できている、つまりSEO対策を施して検索結果の上位に自分の商品が表示されている状態です。
何もしていない店舗ではなく、SEO対策を実施して上位表示を目指して結果的に上位表示しているわけです。
一見これは成功に見えますよね…?
まず一旦、上位表示には成功している状態です。
上位表示したのに売れない日々
ヤフーショッピングの検索結果画面で上位表示しているのなら、そこそこ売れても良さそうなものですが、この店舗は売れていません。
夢にまで見た上位表示なのになぜか一向に売れない日々…。
検索順位に反して売上は増えていきません。
これはなぜなのでしょうか?
アクセス数は変わっていない
検索結果で上位表示して、それでも一向に売れない。
そこでアクセス数をチェックしてみます。
SEO対策をする前、した後。
つまり上位表示する前、していない時のアクセス数を比較してみたら…?
なぜかあまりアクセス数の増加は見られません。
一般的に考えれば上位表示していれば売上はもちろん、アクセス数は増えていく気がしますが、この店舗は上位表示しても売上もアクセス数も大きな変化がありませんでした。
その原因をお話します。
間違った悪いSEO対策だった
上位表示しているのに売れない、アクセスも来ない。
この店舗のSEO対策は成功しているかに見えて間違った悪いSEO対策でした。
そもそも売上やアクセス数で思った結果が出ていないのですから、この店舗のSEO対策は成功ではなく間違いです。
ではなにが間違っていたのでしょうか…?
マッチ度が悪かった
この店舗のSEO対策の間違いは、「マッチ度」です。
マッチ、つまり適合しているかどうかです。
SEO対策の最初の手順はキーワード選定をします。
キーワードを選び、そのキーワードでの検索結果で上位表示を狙います。
このキーワードがマッチしていなかったのが悪かったわけです。
少し具体的をお話します。
マッチ度が悪い具体例
それではSEO対策のマッチ度が悪い具体的な例を挙げます。
例えば下記の商品をヤフーショッピングで売る場合…
この商品は「白いディッキーズの胸ポケット付きの半袖無地Tシャツ」です。
一般的にこの、
●白
●Tシャツ
●ディッキーズ
●無地
●半袖
●胸ポケット
これらのキーワードを単体で狙ったり、組み合わせて二語キーワードにしたりして狙うキーワードを決めていきます。
これらの単体キーワードや二語キーワードで上位表示できたらアクセスも集まって売れそうな気がしますよね。
しかし、この商品をSEO対策した時に、
長袖 黒 Tシャツ
でSEO対策をして上位表示したらどうでしょうか?
長袖でもなければ黒でもないですよね。
これは極端な例ですが、これが商品に対してキーワードがマッチしていない、マッチ度が悪い極端な例です。
マッチ度が悪いSEO対策の末路
先ほどの例は少し極端ですが、このように商品に対してキーワードはズレている場合、いくら上位表示していてもアクセスも来ませんし商品は売れないです。
上位表示はしている、ユーザーの目には入る。
しかし売れない。
はっきり言えば、ユーザーから見たら邪魔な存在でしかなくクリックすらしないのです。
これが間違ったSEO対策、マッチ度が悪いSEO対策の末路です。
邪魔者扱いされクリックする対象ではないのです。
悪いマッチ度の対応策
アクセスも売上も生み出さないSEO対策はマッチ度が悪い、これを解決する方法をお教えします。
マッチ度には程度がありますので、程度別に対応策をお話します。
ヤフーショッピングでSEO対策をする上で参考になる内容がありますので、見てみて下さい。
マッチ度0%~20%の場合
最初はマッチ度0%~20%くらいの場合の対応策です。
これくらいの場合は、商品に対してキーワードがほぼ合っていません。
全く見当違いのキーワードで上位表示している事になります。
もはや検索結果の邪魔者でしかありません。
この場合の対応策はずばり、
●SEO対策を学び直す
●キーワードを全て変える
これがマッチ度0%~20%の場合の対応策になります。
マッチ度30%~60%の場合
次はマッチ度30%~60%くらいの場合の対応策です。
この状態は、商品に対するキーワードが「ややズレている状態」です。
この場合は、上位表示しているキーワードで購入したいユーザーの滞在購入意欲に反している可能性があります。
例えば、「低カロリー お菓子」で上位表示した場合の検索したユーザーは、「低カロリーの…」からスタートして検索していますよね?
ですが、この商品は「低カロリー」も「お菓子」も当てはまる商品なのにクリックもされなければ売れもしない。
そこで、「キーワードの視点」を変えてみるのです。
もしかしたらこの商品は、「低カロリーの…」からスタートして検索しているユーザーには刺さらず、「ダイエットの…」からスタートして検索するユーザーに刺さるのかもしれません。
ですから、
●「低カロリー お菓子」→「ダイエット お菓子」
のように狙うキーワードの視点を変えてみるのです。
上位表示させるやり方は知っている状態ですので、次はユーザーが購入しそうなキーワードを「洗い直す作業」をやってみて下さい。
その商品が売れるキーワードは場所によって違います。
楽天市場やAmazonで売れていたキーワードも、ヤフーショッピングでは全く売れないケースもあります。
ですから、いくら自分の商品を熟知していても、ヤフーショッピングでユーザーが購入するキーワードは別にあるのかもしれないわけです。
それを「洗い直す作業」を行うフェーズです。
マッチ度70%~90%の場合
最後はマッチ度70%~90%の場合の対応策です。
この状態はほぼマッチしているにもかかわらずアクセスや売上が少ない状態ですよね。
そのキーワードを検索したユーザーが思っている商品が上位表示しているのに売れない。
このフェーズは、「クリックされない原因」を追及していって下さい。
キーワードも合ってる、商品も合ってる、上位表示もしてる。
全てが合っているのにアクセスが来ない理由は、クリックされない「なにか」が存在しているからです。
クリックされない原因は多数ありますが、この状態で考えられるのは…
●商品画像が悪い
●価格が悪い
これらが考えられますね。
まず画像が悪い、これは画質や写真の質や、撮り方の問題ではありません。
よくプロのカメラマンのような写真にしたかったり、画質などにこだわる店舗がいますが、確かにそれらも大事ですが、1番大事なのは「伝わるかどうか」です。
インターネットショッピングモールで「良い画像」は、「商品がなにか伝わる画像」です。
つまり、検索結果で上位表示しているにもかかわらずクリックされないのは、「その商品がなんなのか伝わっていない」可能性があるのです。
その商品がなんなのか伝わる画像の作り方のコツは…
●規定内の文字入れで伝える
●余計なものは写さない
です。
ヤフーショッピングの商品画像に入れていい文字(テキスト)の割合にはルールがありますが、その範囲内であれば画像に文字を入れて商品を伝えます。
キャッチコピーなどではなく、しっかりその商品がなんなのかが分かる文字にして下さい。
そして余計なものは写さない、やはりごちゃごちゃした画像はなんの商品だか分かりにくいですよね。
背景や小物などは必要最小限にしておいて、しっかりその商品が分かりやすい画像にすればクリックされやすくなります。
そして価格ですが、やはりユーザーはその商品に見合った金額で購入したいものです。
極端な例で言えば、「アクエリアス500ml 1本」が「500円」で上位表示していてもユーザーは購入の検討にすらならないですよね。
ですから、可能な限りその商品に見合った販売価格に修正する事もクリックされる1つの要素です。
以上、これがヤフーショッピングで上位表示しているにもかかわらずアクセスも来ない、売れない店舗の原因や対応策です。
ヤフーショッピングのSEO対策は、上位表示が目的ではありません。
上位表示して売れるのが目的です。
この認識の違いはヤフーショッピングで成功するために知っておかなければならない要素です。
私ますくんのヤフーショッピングSEOノウハウも是非ご検討下さい!
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