Yahooショッピングの正しい競合店舗調査方法教えます
Yahooショッピング出店者さんお疲れ様です。
ECベテランのますくんです。
今回はYahooショッピングで売上を増やすための大事な業務、「競合店舗調査」について、Yahooショッピング出店歴10年以上の私ますくんが「Yahooショッピングの正しい競合店舗調査方法」についてお話させていただきます。
この記事を読めば…
●Yahooショッピングで競合の真似をした方がいい箇所がわかる
●Yahooショッピングで競合の真似をしてはいけない箇所がわかる
これらの競合店舗調査の「参考にすべき点、そうではない点」の区別ができるようになりますので、今後Yahooショッピングで正しい競合店舗調査をしていきたい出店者さんは参考にしてみて下さい。
競合店舗の参考にすべき項目
まずはYahooショッピングの競合店舗の中の「参考にすべき項目」をお話させていただきます。
これらの項目は、自分の店舗にも応用して活用すべき項目です。
「真似」まではいきませんが、Yahooショッピングの競合店舗がやっている施策や手法などを「参考にして応用」していくべき項目です。
メルマガ内容の調査
まず最初にYahooショッピングの正しい競合店舗をしていく上で欠かせないのが、「メルマガ内容の調査」です。
Yahooショッピングのメルマガ、「ストアニュースレター」を使って競合店舗が配信しているメルマガの内容を調査するのです。
具体的には…
●メルマガのデザインや構成(画像やテキスト)
●配信頻度や配信時間
●キャンペーンやクーポンの有無や内容
これらの内容を調査して下さい。
調査方法は至って簡単です。
競合店舗のページに行って、ストアニュースレターの購読登録をすればOKです。
ライバル出品者のメルマガですが、購読してはいけない決まりなどありません。
どういった内容のメルマガを配信しているのか、自分が購読者になって調査して下さい。
ページ作りの調査
続いての競合店舗調査は「ページ作りの調査」です。
競合店舗がYahooショッピングでどのようなページ作りをしているかを調査するのですが、注目すべき項目は以下です。
●回遊率を上げるための施策
●客単価を上げるための施策
よくページ作りを調査する、なんて言った時に画像のデザインやイベントバナー、写真のクォリティーなどばかりを見ているパターンがあります。
確かに画像のデザインも写真のクォリティーも大事ですが、Yahooショッピングで売上を増やすための競合店舗調査をするなら、「回遊率」、「客単価」を上げるためにどういったページ作りをしているかに注目すべきです。
具体的には、回遊率ならページ内の「導線」に注目してみて下さい。
他の商品へのリンク、他のカテゴリーへのリンクがどこにどういった形で用意されているかを調査するのです。
「客単価」なら、どのようにして「複数店購入」を促進しているかに注目してみて下さい。
客単価を上げるには「購入点数」を増やしていく方法に優れているはずです。
「ついで買い」のように、購入点数をどうやって増やしているのかを調査しましょう。
「ページデザインの調査」ではなく、「ページ構成の調査」をしていくイメージです。
商品画像の調査
次は「商品画像の競合店舗調査」です。
商品画像で調査すべき点は、「クリック率」です。
こちらもページ作り同様に商品画像の「デザインやクォリティー」を調査してもあまり意味はありません。
それよりも「クリックされやすい商品画像かどうか」を客観的にでもOKですので、調査します。
注意点はYahooショッピングの商品画像の規約に違反している商品画像は参考にしてはいけない点です。
詳しくは「規約違反注意!ヤフーショッピング商品画像のルール」でもお話させていただいておりますが、いくらクリックされやすい商品画像であってもYahooショッピングの規約に違反している商品画像はNGです。
例えば、
商品画像に「送料無料」の記載がある場合は規約違反ですし。
商品画像内に関係のない物が写っている商品画像もYahooショッピングでは規約違反になります。
あくまでも「規約を守った上で」クリックされやすい商品画像を調査して、自社の商品画像の参考にして下さい。
参考にしてはいけない項目
上記までではYahooショッピングの競合店舗調査をする上、「参考すべき項目」についてお話させていただきました。
上記の項目を参考にする上で、競合店舗調査をしていくのはYahooショッピングで売上を増やすための「正しい行為」です。
それでは、ここからは逆に「参考にしてはいけない項目」についてお話させていただきます。
つまり、Yahooショッピングの「間違った競合店舗調査」になります。
キャッチコピーの調査
競合店舗の参考にしてはいけない項目の1つが、「キャッチコピー」です。
ライバル出品者がどのようなキャッチコピーを入力しているか気になる所ですが、キャッチコピーに関しては見るのは構いませんが、自社の商品のキャッチコピーを考える上で参考にすべきではありません。
商品名の調査
キャッチコピー同様に「商品名」も競合店舗の物を参考にすべきではありません。
もちろん、どんな商品名にしているのか見るのは構いません。
しかし、こちらも自社の商品の商品名の参考はやめて下さい。
参考にしてはいけない理由
Yahooショッピングで競合店舗調査を行い、「キャッチコピー」、「商品名」は見るだけで参考にしてはいけません。
その理由は、これらは「全くの別物」だからです。
ページ作りや商品画像などは、Yahooショッピングで売れるノウハウが詰まっている可能性がありますので、調査して参考にする価値はあります。
メルマガ内容の調査に関しても、配信時間やイベント施策など、同じ商材でなくても参考になる部分はあるでしょう。
しかし、「キャッチコピー、商品名」に関しては同じような内容にしては逆に売上が減ってしまう可能性がありますので、参考にしてはいけません。
その理由をお話させていただきます。
キャッチコピー、商品名は「集客」のためのもの
Yahooショッピングで集客のためのSEO対策を行う上で、キャッチコピーや商品名は最重要項目です。
キャッチコピーや商品名に入力したキーワードが、Yahooショッピングの検索に引っかかりアクセスを呼び込みます。
こう聞いたら、競合店舗が入力しているキーワードを自社の商品にも入力した方が、同じように集客できるんじゃ…?
のように思うかもしれませんが、これはYahooショッピングのSEO対策の観点では、「大間違い」です。
集客は「真似」した方が失敗する
Yahooショッピングにおいてキャッチコピー、商品名は集客のものである事をお話しました。
検索キーワードを入力する項目なので、キャッチコピーも商品名も集客するための場所なのですが、この項目はライバル出品者が入力しているキーワードをそのまま真似をして入力してはいけません。
むしろ「真似をした方が集客できない」のです。
詳しくは「【極上ノウハウ】ヤフーショッピング集客SEO対策超大作」に書いてありますが、YahooショッピングのSEO対策は、「弱者には弱者の戦い方」があります。
少し暴露してしまいますが、例えばあなたがYahooショッピングで「男性用バッグ」を売っていた場合、ライバル出品者の商品名に「バッグ メンズ」のキーワードが入力されていたら。
そしてそのライバル出品者があなたの店舗や商品よりも格上(レビューも多く上位表示している)だったら、あなたは「バッグ メンズ」以外の検索キーワードで勝負しなければならないのです。
ですから、競合店舗調査を行ってキャッチコピーや商品名に入力されている検索キーワードをそのまま真似して入力しても無意味、むしろその分の入力可能文字数がもったいないわけです。
なので、Yahooショッピングの正しい競合店舗調査方法は、
●メルマガ、ページ作り、商品画像は参考にして応用して活用する
●キャッチコピー、商品名はSEO対策を学んで別の角度で攻める
これが答えです。
Yahooショッピングで集客したいなら、キャッチコピーや商品名は最重要項目。
そしてライバル出品者が使っている(狙っている)検索キーワードではなく、他のキーワードを「適切な文字数」で入力しなければなりません。
その方法については、下記の記事でお話させていただいております。