11月超PayPay祭売上UP戦略の「優先順位」を忘れないで
ヤフーショッピング出店者さんお疲れ様です。
ECベテランのますくんです。
いよいよ来月11月からヤフーショッピングの大型イベント「超PayPay祭」が開催されますが、今回「ますくんnote」読者様に、このイベントで行う対策の「優先順位を決めて儲けて」いただきたく記事を書いています。
ちなみにヤフーショッピングが公式に推奨している各項目の対策方法はこちらです。
あくまでもヤフーショッピング推奨の超PayPay祭の対策ですが、本当にやるべき項目もあれば、「ヤフーショッピングが儲けたい」対策もありますので、我々出店者は「不必要な対策はしない」のが儲けを出す秘訣です。
超PayPay祭で1円でも多く利益を残したい出店者さんは、是非参考にしてみて下さい。
お金がかかる項目をチェックしよう
まず先ほどのヤフーショッピング推奨の超PayPay祭の対策の中で、「有料の対策」をチェックしていきましょう。
厳密に言えば、LINEやメルマガ作成の人件費や製作費、商品数やページ見直しの労力などのお金はかかるのかもしれませんが、それは一旦置いておいて考えたら、検索対策の「PRオプション」も、「アイテムマッチ広告」も有料です。
そして、「購買率対策」の2つですが、これにはどちらも「ストア…」が付いていますよね?
これはヤフーショッピング(モール側)が負担するのではなく、店舗側(ストア)が負担する方法を指しているので、有料です。
つまり今回の超PayPay祭でヤフーショッピングが購買率対策で推奨しているのは、「店舗負担のクーポン・ポイント還元」です。
どこにお金が入るかチェックしよう
続いては先ほどの有料の対策で、我々出店者が負担したお金がどこに入るかをチェックしましょう。
購買率対策のクーポンやポイントの負担分は、基本的には購入したユーザーに還元されます。
クーポンで割引になってお買い得、ポイントがいつもより多くもらえてお買い得、これは基本的にユーザーが受けられるメリットですよね。
そして「検索対策」のPRオプション、アイテムマッチ広告の負担分はヤフーショッピングに入ります。
PRオプションは売上から〇〇%、アイテムマッチ広告は1クリック〇〇円のように、これらの負担分はヤフーショッピングの儲けになります。
イベントでお金を払う意味をチェックしよう
それでは先ほどの「検索対策」、「購買率対策」のお金を払う意味をここで確認しておきましょう。
まず「購買率対策」の店舗負担のクーポンやポイント還元、これはユーザーに大きなメリットがあり、その名前のように「購買率が上がります」。
「購買率が上がる」は、言い換えれば「来てくれたユーザーが買いやすくなる」になりますよね。
来てくれたものの、その場から去っていき購入に至らないケースなんて多々あるので、この「購買率対策」には一定の効果があります。
そして、「検索対策」ですが、これはその名前のように「アクセス数を増やすためのもの」になります。
いわゆる広告を出稿して、店舗や商品の露出を高めて、「知ってもらって来てもらうための費用」ですよね。
つまり「まだ知らないユーザー向けのお金」になります。
「まだ知らないユーザー」=新規顧客です。
ですから、このヤフーショッピングが推奨している検索対策のPRオプション、アイテムマッチ広告を超PayPay祭で使う意味は、「新規顧客獲得費用」であり、「リピーター顧客への還元ではない」のです。
新規顧客獲得にどれだけお金をかけるか
今まででヤフーショッピングが推奨している超PayPay祭の対策を分解してご説明させていただきましたが、ヤフーショッピングが儲かる「検索対策」は、「新規顧客獲得費用」でした。
ここで考えてみていただきたいのですが、あなたの店舗は新規顧客が欲しいですか?
もちろん、答えはYESですよね。私も同じです。
では、普段はどれくらい新規顧客獲得にお金をかけていますか?
超PayPay祭では普段より新規顧客獲得にお金がかかります。
超PayPay祭は超大型イベントですので、たくさんのユーザーがヤフーショッピングで買い物をします。
しかし、
●PRオプションは他の店舗も料率を上げる
●アイテムマッチ広告を出すライバルが増える
こういった側面もあります。
●料率が普段より上がる=こちらも上げなければ意味がない
●アイテムマッチが増える=クリック単価が上がる
大型イベントではこのような現象が起きるので、確かにユーザーが多く反響が多いように感じますが、その分お金が普段より高くつくのです。
これを考えてみて、あなたの店舗は超PayPay祭の新規顧客獲得にどれだけお金をかけますか…?
優先順位1:無料対策は絶対
これを考えまして、超PayPay祭で我々出店者が行うべき対策の優先順位は、「まずは無料」を絶対に優先して下さい。
この表がありましたね、「集客対策」の「LINE公式アカウント」もしくはメルマガの「ストアニュースレター」、これは必ずやっておきましょう。
具体的には、超PayPay祭の告知はもちろん、目玉商品などあれば、そちらを配信してアピールして下さい。
そして「回遊対策」の「商品数を増やす」や、「ページを見直す」ですが、これはもはや日常でやらなければならない作業です。
ですが、今回の11月の超PayPay祭をきっかけに、再度自分の店舗の商品数が増やせないか模索して、カテゴリーページや関連商品ページへの導線などをチェックしておきましょう。
まずはこの無料対策は絶対にやりましょう。
優先順位2:リピーター還元対策
次にやるべき超PayPay祭対策は、「リピーター還元対策」です。
8:2の法則をご存知でしょうか?
これは売上の80%は20%のお客様が作り上げる法則です。
いわゆるリピーターが8割の売上をもたらす法則。
つまりヤフーショッピングで安定して売上を伸ばしていくためには、80%の売上を作ってくれる「常連客」が必要不可欠なのです。
せっかく超PayPay祭でお金を使うなら、80%の売上を作ってくれるリピーターに還元しましょう。
それが先ほどの表の、
「購買率対策」のクーポンやポイント還元です。
ここでの注意点は、誰でも使えるクーポンやポイント還元の場合、リピーター顧客だけでなく新規顧客も使えてしまうので、「LINE公式アカウント」や「ストアニュースレター」でリピーター顧客だけが使える環境にする事を覚えておいて下さい。
優先順位3:有料広告
そして最後は「検索対策」のPRオプションやアイテムマッチなどの、アクセス数を増やすための有料広告です。
先ほども言いましたが、これはあくまでも価値観の問題です。
新規顧客獲得に大きな目標を掲げていて、新規顧客獲得を超PayPay祭でどうしても急増させたい出店者さんは、この優先順位ではありません。
しかし「ますくんnote」読者様はもうご存知でしょうが、私ますくんはヤフーショッピングを運営していく上で、「かなりケチ」です。
どうしてもお祭り気分でヤフーショッピングに多額のお金を払う行為が嫌なんです。
もちろん、私もPRオプションもやりますし、アイテムマッチ広告もやります。
しかし、この「新規顧客獲得にお金を払う」くらいなら、8:2の法則を作り上げてくれる常連客に還元したいのです。
10年以上ヤフーショッピングを運営してきて、今でも安定して売上を上げられている秘訣は、「リピーター第一主義」だからなのかもしれません。
11月の超PayPay祭の対策の優先順位、あくまでも参考までに、自分の店舗の方針を踏まえて決めてみて下さい!
ECベテランますくん
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