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第3回 タイのサファイアと採掘

こんにちは 旅する鉱石・宝石商人 花牟礼ほのめです!!
今回は、サファイア採掘の様子の解説です!!
※チャンタブリー近郊の「バンカチャ(Bang Kacha)」の
鉱山を見学しました
入場料は1人200バーツ(900円/2024年9月)

大きな水のふるい

第二回で書いた通り、赤茶色の土にサファイアは混ざっており、
これをふるいにかけることで回収をします
しかし、普通のザルにかけるわけではありません 
サファイアはとても少ないので、一々ザルでやっていると、日が暮れてしまいます
そこで使うのが「水のザル」です
水を使ってサファイアと土を分けます
実はサファイアは土に比べてとても重たいので、
土に水をザバザバかけると、軽い土が流れて重たいサファイアや大きな石だけが残ります

巨大水鉄砲で鉱脈を洗い流す鉱夫さん 笑顔で親切だった

しかし、土に水をかけるだけでは、あまり沢山の鉱脈を処理できません
そのため、鉱山では特別な「板」を使います

泥とサファイアを分離する板 幅150センチくらい

サファイア回収機

板の底の溝。このさらに底にサファイアがたまる。 まずは表面の砂利を熊手で捨てる

「板」はこのように底に溝がついています。
重たいサファイアや砂利が溝にたまり、泥だけが流れていきます
とにかく泥とサファイアを分離することが大切なので、その部分の装置は、採掘方法で何種類かあります

1つ目は、板のふるい ほぼ水鉄砲だけで、簡単に採掘できます

2つ目は重機を使うもの でかいスコップとでかい回転するふるいを使って効率良くサファイアを回収する方法です

ショベルカーで土をすくい、巨大ドラムに放り込む

3つ目はすべて人間がやる採掘方法なのですが、、、それは長くなるので、また次回にします

他にも、鉱脈が川にある場所ではすでに泥は流れていますので、他の方法を使っているようです

青いサファイア・黒いパイロキシン


こうしてふるい分けていくと、底に黒いキラキラした石が沢山残ります
サファイア?!、、、ではなく

パイロキシン。1センチ前後 現地の人はそう言うが、文献には出てこないので、別の鉱物?

パイロキシン」と呼ばれる鉱物です
こちらもキラキラとして美しく、大粒が多いので、
カットされて店に並びます
この黒い石に混ざってサファイアが見つかります
今回はサファイアは一粒だけ見つかりました 
ほとんどが薄く、1センチほどですが、
時にはこんな大粒も見つかるようです

巨大サファイア 鉱山主?のコレクション

こんな見学をしていたら、
「サファイア、せっかくだから自分で採掘してみたいな、、、マイサファイアほしいな、、、」

という気持ちになったので、探したところ、サファイア採掘が体験できる施設が見つかったので、次回はそのお話をします 過酷です お楽しみに!!




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